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2010年9月

2010年9月30日 (木)

ブラムリーとブラックベリーのジャム

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今日は肌寒い一日でしたね。

火のそばにいて、ジャムを作るのにはピッタリの日、実家で実ったブラックベリーと小布施のブラムリーを合わせてジャムを作りました。

ブラックベリーとブラムリーは同量、グラニュー糖は全体量の40%にしました。

ブラックベリーは種が多いので、水と一緒にやわらかく煮てから、種を濾して果肉と分けます。

ブラムリーは皮をむいて小さめに刻み、水、グラニュー糖、レモン汁を加えて煮て、途中でブラックベリーの果肉を加えてとろり煮詰めました。

イギリスのレシピを参考にしてみましたが、ブラムリーの酸味とブラックベリーの爽やかな風味がちょっと他にはないおいしさ。色合いも秋らしいワインレッド色で、かなり満足な出来上がりになり、うれしくなりました。

美味しく作れたので、スコーンも焼きました。

明日お会いする、イギリス好きの方にこのジャムとスコーンを合わせてプレゼントする予定です。

スコーンの後ろで、ブラムリーのジャムの隣に並んでいるのは小布施の栗で作った栗のジャム。こちらの本のレシピですが、バニラビーンズとブランデーが隠し味になって、思わずにっこりしてしまうおいしさ。

生クリームをゆるく泡立てて、この栗のジャムに添えてシンプルに味わいたいと思っています。スポンジを焼いてその上にのせてもよいかも・・・・。いろいろとイメージがふくらみます。

2010年9月29日 (水)

小布施からまた秋の味

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ブラムリーが届いた小布施から、今度は栗が届きました。

ひときわ大きなLLサイズです。

義理の母が野尻にある山小屋から何度も小布施に足を運び、やっと手に入れた貴重な栗です。

小布施はそもそも栗で有名なところですが、一般に出回る量が少ないのでしょうか?

ブラムリーを販売してる小布施屋さんに朝の9時に行っても栗だけは売り切れてしまっていたとのこと。

この貴重な栗を何にしましょうか・・・。

まずは栗ごはんかな、ミセス・ベリーさんの栗のジャムも魅力的です。

秋は手をかけた味が楽しいですね。

2010年9月25日 (土)

ブラムリーで作るアップル・クランブル

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ようやくく涼しくなり、秋らしい温かいデザートが楽しめる季節になって嬉しいですね。

これからの季節にピッタリのデザート、「アップル・クランブル」を届いたばかりのブラムリーで作りました。

ブラムリーの酸味ととろける感じが、さくさくとしたクランブルの味わいと一緒になっておいしいのです。

クランブルは、簡単に作れて、焼き立てが美味しい、イギリスの家庭で作るお菓子の代表選手です。

クランブルの作り方は「イギリスのお菓子楽しいティータイムめぐり」(集英社be文庫)p76~79でも紹介していますのでご覧下さいね。

今日のレシピは私が気に入っているイギリスの料理家のレシピを参考にして作ってみました。

材料は3人~4人分でブラムリー500gを4つ割りにして皮をむき、厚めにスライスしたものに砂糖50g、レモン汁とラム酒(またはウィスキー)を各大さじ1をまぶして耐熱皿に入れます。

クランブルの材料(無塩バター、砂糖各25g、アーモンドパウダー、薄力粉各30g)をそぼろ状に混ぜ合わせたもの(私は冷凍庫から出したばかりの硬いバターを使ってフードプロセッサーで混ぜ合わせます)をリンゴの上にのせて180度のオーブンで30分ほど焼けば出来上がり。

今日クランブルに使った耐熱皿は、イギリスではパイディッシュと呼ばれるパイ料理に使う乳白色の昔ながらの器です。

熱々を取り分けて、アイスクリームを添えて、いただきました。お店では味わえない、家庭ならではの味わい、おいしいです!!リンゴはブラムリーでなくても紅玉などでもおいしくできますので、ぜひ作ってみてくださいね。

 

2010年9月24日 (金)

バラが咲いた!!

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朝、窓をあけるとテラスの鉢植えにこの花が一輪。

このバラの名前は、イングリッシュローズの「シャルロット」ー園芸上手のHさんから何年か前にいただいたものです。

Hさんは、挿し木から苗を増やす名人です。このバラは、小諸の近くにあるメアリーローズガーデンで買われたとのこと。

長かった夏にも負けずにこんな愛らしい花をつけて・・・。お水しかあげていなかったのに・・・。

一輪のバラからたくさんの元気をもらいました。

2010年9月23日 (木)

ブラムリーが届きました!!

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Bramly2_2 我が家にも昨日ブラムリーが届きました。

小布施で夏に木になっているのを見たあのブラムリーが、こうしてはるばる東京までやってきたことを思うと、感動を覚えます。

イギリスでは料理用のリンゴとしてジャガイモと同じようにごろごろと売られている、普段着のリンゴですが、そのリンゴがこうして日本でも手に入るとは思ってもいませんでした。

Bramly3 親しくしているイギリス・ドーセット州に住むマーガレットさんはお菓子の達人。お庭で採れたブラックベリーでクランブルを作っているところですが、そのそばにはブラムリーが3つ・・・。

ブラックベリーとブラムリーはパイにしたり、ジャムにしたり、最高の組み合わせですから、そのために置いてあったのかもしれません。

Blackberry5_2自宅から近くにある私の実家には、講座にいらしていた方から20年近く前にいただいたブラックベリーの木があり、今年の猛暑にも負けず例年よりたくさんの実がついて豊作でした。

私もマーガレットさんのように届いたブラムリーとブラックベリーの組み合わせを楽しみ、またこちらでそのお味もご紹介したいと思っています。

そんなイギリスの味を楽しめるようになったのもブラムリーを初めて日本で栽培された新井さんや小布施屋さんのおかげです。

小布施屋さんでのブラムリーの収穫や発送の様子がブラムリーファンクラブの9月22日のブログで紹介されています。

栽培から出荷まで小布施屋さんのご苦労に感謝しています。

小布施では10月1日から11日までブラムリーフェアも開かれるとのこと。楽しみですね。

ブラムリーをたくさんの方が知り、使うようになっていけば、小布施の若いリンゴ農家の方たちもブラムリーを栽培してくれる道が開かれるとのこと。イギリスの味わいがさらに広がるように、私も微力ながらお手伝いをさせていただきたいと願っています。

2010年9月22日 (水)

いちじくのコンフィチュール

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無農薬で栽培した、しかも朝に収穫した新鮮ないちじくをいただきました。

いちじくにもいろいろな品種があるとのことで、今回いただいたのは

グリスジャイアンやバナーネ という品種とのこと。

お店で売っているものより小粒で、皮が薄く、中が濃いえんじ色をしていてとてもきれいです。

去年ミセス・ベリーさんの講座でいちじくのジャムを教えていただいてから、その美味しさに魅了されてしまいました。

生でいただくいちじくも大好きですが、コンフィチュールにするとまた違ったいちじくのおいしさが味わえます。

ミセス・ベリーさんのレシピでは、いちじくの皮も一緒に小さく刻んで使うので、無農薬だと安心して楽しむことができます。

この季節になによりの、うれしいプレゼントでした。

焼きたてのスコーンに、クロッテドクリーム、そしてこのジャムをのせていただくのが大好きです。

2010年9月21日 (火)

Clipper (クリッパー)・ オーガニックの紅茶 

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暑さも明日までとのこと、

温かい紅茶が楽しめる秋がこれほど待ち遠しい年はありませんね。

Clipperというイギリスのメーカーの紅茶をいただきました。

オーガニックで、紅茶やハーブティーなど種類もたくさん。ワイルドベリーは、ビルベリーにハイビスカスなどがブレンドされて、酸味のあるすっきりとした味わい。水だしでアイスティーも作れます。Dsc_0695

10種類のティーバッグをご自分で詰め合わせたこんなかわいいパックもいただきました。

次は何にしようか、どんな味わいなのか、楽しみです・・・・。

2010年9月20日 (月)

横浜イギリス館での講座

17日は横浜市イギリス館でのN.G.S.ジャパン主催、「ブリティッシュライフスタイルコース」の講座でした。

テーマは、9月15日が生誕120周年を迎えたミステリーの女王、アガサ・クリスティー。そのテーマにふさわしい会場でした。

暖炉のある部屋でのスライド上映となりましたが、まずこのクリスティーの愛した別荘、グリーンウェイから話を始めました。

このグリーンウェイは2009年春からナショナルトラストによって一般公開され、私はその夏に訪ねることができたのでした。

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  ティータイムはクリスティーの作品のひとつ「バートラムホテルにて」から、シードケーキを用意しました。

前日私が焼いたものをお持ちしました。

キャラウェイシードのほのかな香りがバターケーキのしっとりとした味わいを引き立てる、素朴な味わいが魅力です。

レシピは「物語や絵本の中のお菓子」(集英社)に出ています。

私のウィンブルドン時代の友人の紹介で、山内さんにピアノの演奏をお願いしました。

エルガーが好きで、グリーンウェイでもピアノを奏でていたクリスティーをイメージして曲も選んでくださいました。

ピアノの音色がイギリス館に響き、とても優雅なひと時でした。

講座の様子は、参加してくださっただだにゃんさんがブログで書いてくださっていますので、ご覧になってくださいね。私はカメラを持って行ったのに、バタバタとしていて結局撮れずに講座が終わってしまいました・・・。

Dsc028991_3                                                   武藤亜紀さん撮影     

私の著書で、現在絶版となっている「クリスティーの食卓」のようにクリスティーの作品の中にちりばめられたイギリスらしさをお伝えすることができたら、これからの読書の季節に読むクリスティーの作品が一層深く読めるのではないか、と願っています。

参加してくださった皆様ありがとうございました。

来年の1月25日には同じこのイギリス館で「秘密の花園」をテーマに講座があります。

こちらもご参加をお待ちしています。 

2010年9月 6日 (月)

ロンドン・ブラウンズホテルでの「アガサクリスティー・アフタヌーンティー」

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Agatha_christie_closeup_5_3  昨年ロンドンでアフタヌーンティーを楽しんだブラウンズホテルからお知らせが届きました。

クリスティー生誕120年を記念してクリスティーの誕生日である9月15日をはさんで12日から19日までアガサクリスティーのアフタヌーンティーが楽しめるというお知らせです。

ブラウンズホテルはクリスティーの作品のひとつ「バートラムズ・ホテルにて」の舞台となったホテルともいわれ、しかもクリスティー自身ロンドンの定宿として使っていた馴染みのあるホテルでした。

そのつながりからこのような特別なお茶のメニューが用意されることになったのです。

手前左は「バートラムホテルにて」の中でミス・マープルが楽しんだシードケーキをアレンジしたシードカップケーキ、となりは「複数の時計」より時計のお菓子、後ろのグラスに入ったのは「赤信号」より「真っ赤なラズベリークリーム」・・・・。

近ければすぐにでも飛んでいきたいところですが、ロンドンに行けなくてもこの写真を見たら、スペシャルなアフタヌーンティーをちょっと味わった気分になってしまいそう・・・。

私の9月17日に行うクリスティーの講座でも、クリスティーの作品に描かれるお茶の時間、イギリスの普段着のお菓子のこともお話します。

まだお席に若干の余裕があるとのこと、クリスティーの作品をさらに楽しむためにご興味のある方、ご参加をお待ちしています!!

2010年9月 4日 (土)

湖水地方のイベントで通訳します

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Yew_tree_1_3  写真は上からユーツリーファーム、ジョン&キャロライン・ワトソン夫妻、キャロラインさんのスコーン

私は、  「美しいイギリスの田舎を歩く!」(集英社be文庫)でp34~36にかけて湖水地方にある「ユーツリーファーム」について書いています。

「ピーターラビットのおはなし」をはじめとする数々の絵本を残したビアトリクス・ポターは自然と生活の保護から生涯で15の農場を所有し、遺言でナショナルトラストに寄付しました。ユーツリーファームはそのポターが所有していた農場のひとつであり、ポターが買った食器棚が残っていることでも知られています。

今もこの農場は、ポターの遺言通りにナショナルトラストが所有していますが、現在若い夫婦 ジョン&キャロライン・ワトソン夫妻がテナントとして昔ながらに農場を切り盛りしています。

私は2003年に取材のためユーツリーファームを訪れ、キャロラインさんから農場を案内していただき、お話を伺ってきました。去年はティールームでスコーンも楽しんできました(現在ティールームは営業していません)。

そのキャロラインさんが初来日し、10月11日に銀座のリプトン・ティールームトーク・イベントを開きます。

そのイベントで、私が通訳することになりました。

ポターとのかかわりを勉強し、湖水地方に25年前から何度も訪れ、、実際にユーツリーファームも訪ねたことのある私の経験を生かして、通訳させていただけたら、と願っています。

たくさんのご参加をお待ちしています!!

なおキャロラインさんは10月10日にはお菓子やお料理の講習会も開かれます。詳しくはこちらをどうぞ。

2010年9月 2日 (木)

N.G.S.ジャパンの講座

Dsc_0197 9月25日(土)午後8:00~8:45 NHK総合テレビ 「ワンダー×ワンダー」で英国The N.G.S.(ナショナル・ガーデンズ・スキーム)の「ガーデン・オープン・チャリティー」についての放映があります。イングリッシュ・ガーデン好きの方には見逃せない番組ですね。

その日本支部であるN.G.S.ジャパンの主催する「スクール・フォー・ガーデニスト」での9月講座として9月17日に「アガサ・クリスティー」をテーマにお話しさせていただきます。

イギリスの雰囲気が漂う横浜市のイギリス館ホールにて行いますので、今から私も楽しみにしています。

ティータイムには私が焼いたお菓子(クリスティーの作品に登場するケーキにします!そのお菓子が何かは当日のお楽しみに!)、そして私の知人がピアノ演奏をします。曲目もこのテーマにふさわしいものを考えてくださっていますので、どうぞお楽しみに。

現在以前出しました「クリスティーの食卓」のリニューアルも手掛けていますが、今回の講座でのその「クリスティーの食卓」の内容のように、クリスティーの作品にちりばめられたイギリスの日常を食べ物、ハーブ、行事などについてスライドをたくさん使ってお話したいと思います。今まで講座で使わなかった写真も新たにたくさん取り入れます。

まだお席に若干の余裕がありますので、ぜひご興味のある方はご参加をお待ちしています。

講座についての詳細、お申し込みはこちらからどうぞ

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