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2010年10月

2010年10月31日 (日)

サラダ・カボチャ

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今日はハロウィーン。

講座に出席してくださった方からサラダ用の生で食べられるというかぼちゃをいただきました。どのようにして食べたらよいのかパソコンで調べていたら、この愛らしいオレンジのかぼちゃがコリンキーという品種ということがわかりました。

ハロウィーンにピッタリと思い、今晩の夕食にサラダにしました。

オレンジの皮は柔らかいので、むかなくてもよいということなので、そのまま薄切りにしてみました。

それをプレーンヨーグルトにシナモン、ハチミツ、レーズンを加えたソースで和えてみました。

かぼちゃ独特の甘みもなく、とても淡白な味。あっさりとしています。

はじめて味わうかぼちゃですが、残りはピクルスにしようか、それとも違うドレッシングでサラダにしようか、考えるのも楽しみです。

2010年10月30日 (土)

明日はハロウィーン

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明日10月31日はハロウィーン。

ちょうど週末に当たるので、かぼちゃのお菓子を作ろうと予定されている方も多いことでしょう。

早々にハロウィーン用のクッキーを入れる袋を買って準備していた娘でしたが、結局クラブ活動やらで忙しく、私が作って置いたクッキーの生地をかぼちゃの型で抜くだけは自分でやり、昨晩焼けました。

いつものクッキーの生地(無塩バター100g、砂糖50g、薄力粉150g、卵1/2個)のなかにオレンジピール、チョコレートの刻んだものを入れました。ハロウィーンのカラーであるオレンジと黒のつもり。

精霊たちが現世に戻ってくるという日本のお盆のような行事であるハロウィーン。神秘的な夜ということで、リンゴを使った占いが西欧では古くから家庭でも行われていたとのこと。その様子を描いているのが、アガサ・クリスティーの作品「ハロウィーン・パーティ」。この季節に読み返したくなる作品です。

私の「ハーブ祝祭暦」(教文館)にもハロウィーンについては詳しく書いていますので、参考にしていただけたら嬉しいです。

明日からイギリスでは冬時間に変わります。

ハロウィーンとともに本格的な冬がやってきます。

2010年10月29日 (金)

「最新版 はじめてのお菓子」

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主婦の友社の雑誌に以前イギリスのお菓子を連載していました。

その時のお菓子が載っているのがこちらの本、「最新版 はじめてのお菓子」(主婦の友社)です。2003年に出版され、2008年にこの改訂版になりました。私を含めて9人の先生方のお菓子が載っています。

スコーン、バナナパウンドケーキ、クリスマスプディングが私の紹介しているお菓子です。クリスマスプディングは簡単に電子レンジで作るレシピをご紹介しています。

これはイギリス大使館にご主人がお勤めしているイギリス人の奥様から習ったものでした。意外ですが、しっとりとさせるためにニンジンをすりおろして加えるのがポイントです。

この本が韓国語に翻訳されるというお知らせが最近届きました。

私にとっては「美しいイギリスの田舎を歩く」(集英社be文庫)が韓国語に翻訳され、出版されましたので、今回は自分の著書というわけではありませんが、2度目の経験。

一度も行ったことがない韓国ですが、不思議なご縁を感じます。

2010年10月27日 (水)

栗ごはんのお弁当

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ブラムリーを送っていただいた長野の「小布施屋」さんから栗を取り寄せました。

小布施は栗で有名なところ、「銀葉」という栗の王様のような大きな粒の栗です。

もち米をちょっと加えて大好きな栗ごはんにしました。

娘のお弁当にも栗ごはん。愛用している秋田・柴田商店の曲げわっぱのお弁当箱に詰めると、日本の秋という感じがします。お昼にはこの杉の香りが栗ご飯に移って一層おいしくなっていることでしょう。

曲げわっぱのお弁当箱は秋田の名産ですが、地元の秋田でも高価なため最近では使う人が少ないとのこと。講演で7月に伺った秋田では、立教秋田の先輩の方々が私が以前曲げわっぱのことをこのブログで書いたことをとても喜んでくださいました。

最近の日経新聞の記事では、柴田商店の柴田さんが曲げわっぱの手入れは大変ではない、5分ほどつけてたわしでこすればよい、と敬遠されがちなお手入れの簡単さを述べておられました。

私も使ってみてそのことは実感しています。それ以上にこの日本の知恵を大切に使いたいという気持ちが強くなってきました。

この夏の猛暑でもこのお弁当箱でしたら、保冷剤もいらず、おいしいお弁当が食べられたのですから・・・。

2010年10月26日 (火)

簡単!リンゴのケーキその2

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10月20日にご紹介したリンゴのケーキは、講座でお会いする方々から、「すぐに焼きました」といううれしい声を聞きました。

今日はそのアレンジともいえるケーキを焼いてみました。

生地の材料は同じですが、型を最近購入したスリムパウンド型で焼き、さらに上にはクランブルのトッピングをのせました。

薄力粉、洗双糖(他の砂糖でも)、無塩バターを各15g、アーモンドパウダー20gを指ですり混ぜるようにしてほろほろしたクランブルを作ります。

これだけで一味違う、「アップルクランブルケーキ」に変身です。

イギリスのお菓子はこのようにバリエーションが簡単にできるのが魅力。

カリカリと香ばしく焼けたクランブルのトッピングがおいしいですよ。

2010年10月25日 (月)

オーブン・ミトン

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森の中のティールーム・オーブン・ミトン。我が家からは気軽に車で公園の中を抜けて行けるので、よく出かけるお店です。この週末は、もみじ市に一緒に出かけた友人たちとランチに行きました。

この店のオーナー・シェフである小嶋ルミさんは「おいしい!生地」や「パティスリー オーブンミトンの厨房から」などの著書でも有名な方。私もこの2冊はシフォンケーキやクッキーを焼くのに愛用しています

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小金井市のはけの道沿いにあり、ティールームのある庭園から流れ出る湧水が清らかな流れとなり、野川へと注がれるとのこと。

その流れに沿って「はけの小路」と名付けられた遊歩道があります。

都立武蔵野公園を散歩しながら歩き、最後にここでお茶をする、というのもお勧めです。

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私がランチにいただいたのは、キッシュ・セット。

キッシュにはキッシュロレーヌとレンズ豆のキッシュの2種から選べますが、私が選んだのはレンズ豆のキッシュ。パイ皮がさくさくとして本当においしい。パンとサラダ、ポットの紅茶もつきます。

最後にケースに並んだお菓子をデザートでいただきたいので、ランチはこの軽さがいいですね。

隠れ家的なこのティールーム、豊かな自然に囲まれて、その緑の力で、心もリフレッシュします。

2010年10月24日 (日)

もみじ市

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「大人の文化祭」というタイトルが付いている「もみじ市」が23,24日の2日間、多摩川で開かれています。二子玉川ではなく、京王多摩川の駅からほど近い河川敷です。

秋晴れの中、川のほとりはたくさんの人で賑わっていました。

一番のお目当ては「左藤吹きガラス工房」のガラス。

個展でモール小皿を買い求めてからすっかりファンになりました。

ひとつずつ手作りで、優しい飴いろのガラスはアンティークのようなぬくもりを感じます。

今日は新作というモールの小鉢と、型吹きリンカ小鉢をジャムを入れたり、クロッテドクリームを入れるのにぴったりと思って購入しました。

このところいろいろな果物で作っているジャムを入れる器が欲しかったのです。

焼き立てのスコーンを囲むテーブルにきっと優しさを添えてくれることでしょう。

でもまずは明日の朝食のジャムを入れてみましょうか・・・。

2010年10月22日 (金)

ローズマリー入りミンスパイ

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昨日はNHK文化センター町田での講座でした。

いつもより少ない人数でしたので、久しぶりに机も出され、ゆったりと講座を進めることができました。

秋から冬にかけてのハーブというテーマでしたので、もうすぐやってくるハロウィーンやガイフォークス・デー、クリスマスという行事にかけてのハーブをご紹介しました。

クリスマスに使う常緑として古くから使われたのがローズマリー。

マリア様がエジプトに逃れる際に自分の衣をローズマリーの茂みに広げて乾かしたことからその気高さがローズマリーの木に移り、マドンナブルーと呼ばれる水色の花が咲くようになったという伝説もあります。

皆さんの最後のティータイムに用意したのがそのローズマリーを生地に入れたミンスパイ。ローズマリーはフレッシュなもの、乾燥させたもの、どちらでもOKです。

基本的な作り方は「絵本や物語のお菓子」(集英社)に出ていますので、参考になさってくださいね。

一つずつラッピングしたミンスパイには、我が家の玄関先に咲いているローズマリーの一枝を添えました。水を入れたグラスにさしておけば、根が出てきて、それを植えることもできますし、この一枝を使ってミンスパイの生地に使うこともできるでしょう。

これからやってくるクリスマスに味わったり、飾ったりとローズマリーはその伝説と合わせて楽しみたいハーブです。ローズマリーにまつわる詳しい伝説や歴史については「基本ハーブの事典」(東京堂出版)をご覧になっていただけたら、うれしいです。

2010年10月20日 (水)

簡単!リンゴのケーキ

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おいしい紅茶をたくさんいただいたので、一緒においしいケーキがほしくなっておやつ用にリンゴのケーキを焼きました。

ブラムリーは11月の講座で使うので、大切にとっておき、大地を守る会の宅配で届いた紅玉で作りました。

イギリスのドーセット州に伝わるリンゴのケーキに似ています。

材料は無塩バター 100g、砂糖 100g(私は洗双糖を愛用しています、ブラウンシュガーなら何でも)、卵 2個、アーモンド粉 40g、薄力粉 80g、ベーキングパウダー 小さじ1/2、シナモン 小さじ1、紅玉 1個(イチョウ切りにして生のまま最後に加えます)

作り方はいつものバターケーキの作り方と同じ。パウンド型に入れて180度のオーブンで40分焼けば出来上がり。

アーモンド粉が入っているので、そのコクがリンゴの酸味を引き立て、ほっとする優しい味わい。

簡単でおいしいリンゴのケーキです。

2010年10月19日 (火)

「イギリス文化に親しむ会」・藤沢

17日の日曜日、藤沢で長年つづけられている「イギリス文化に親しむ会」に招かれてお話をしてきました。

5月に出版した「ハーブ祝祭暦」(教文館)のハロウィーン~クリスマスにかけての章を中心に、この季節ならではのハーブやクリスティーのミステリー、お菓子とからめていつものように映像とともにお話をしました。

会員の方に加えて、ビジターの方も多く参加してくださり、とても賑やかな会になりました。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

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最後には、鎌倉在住のお菓子を教えていらっしゃる方の手作りのお菓子(上の写真)で紅茶を楽しみました。

会員のみなさん、それぞれがマグカップを持っていらっしゃるのがほほえましい。紅茶は、会の主催者のお一人、お茶の専門家でいらっしゃる川谷真佐枝さんが淹れてくださるおいしい紅茶です。今回はレモンヴァヴィーナの葉がポットに紅茶と一緒に入っていました。すっきりとしたレモンに似た香り、私の大好きなハーブのひとつです。

川谷さんが出していらっしゃる本はこちら

帰りには紅茶研究家・磯淵猛さんの紅茶のお店、ディンブラに寄ってきました。

ご一緒した方のお気に入りというナッツティー、焼き立てのワッフル、紅茶入りスコーンを皆さんで分けて少しずついただきました。スコーンは紅茶の茶葉を粉末状にしたものが入っているとのことで、黒っぽい色合い、でも味わいはほんのり紅茶の香りがします。

磯淵さんが出されているこの本、題名通りの奥深い内容で、これからじっくりと読ませていただこうと思っています。

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2010年10月16日 (土)

ルバーブのデザート

打ち合わせも兼ねて友人と恵比寿のレストラン、「マッシュルーム」でランチをしました。

私の昔からの読者である江連さんがこちらのマネージャーをされていることから、こちらのレストランに伺うようになり、とてもよくしてくださるので、リラックスしていつもお料理を楽しませていただいています。

山菜ときのこを春に味わってから半年ぶり、今やきのこ真っ盛りの秋になりました。ですからこの季節にこちらのレストランに伺うのは、本当に楽しみなんです。

前菜はきのこと貝のアーモンド焼き、メインは羊の赤ワインビネガー煮、それに図鑑のようにいろいろな種類がきれいに並ぶきのこのソテー、日本にこんなにきのこの種類が存在するということに驚きます。

デザートはルバーブを煮た、なめらかなピューレ―状のものにショウガのアイスクリームをのせたもの。

春に伺ったときに私が差し上げたショウガ入りのルバーブジャムを参考にルバーブとショウガのアイスクリームという組み合わせを思いつかれたとのことでした。

ショウガの味がやはりルバーブの味を引き立てていて、感激の味わいでした。

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2010年10月15日 (金)

ローズマリーの季節

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暑い夏が終わったと思ったら、今年はすぐにローズマリーの季節がやってきました。

我が家の玄関先に植えてあるローズマリーはかわいい水色の花が満開です。

そのローズマリーを使ったショートブレッド風のビスケットを焼きました。

ローズマリーは肉料理だけでなく、甘さと合わせてこうしたビスケットに使ってもその香りと味わいが甘さを引き立ててくれます。

このレシピは私の最初のハーブの本「香りの魔法」に載せたもの。

6月に行われた秋田での立教レディースの会主催の講演会ではレディースの会の皆さんがこのレシピでビスケットを大量に焼き、お茶と一緒に参加者の方々のために用意してくださいました。この本が出た時からこのビスケットのファンになったということで・・・。

10月21日のNHK文化センター町田の講座では秋からクリスマスにかけてのハーブについてお話しますが、最後のお茶の時間には、このローズマリーを生地に使ったイギリスのクリスマスのお菓子、ミンスパイを私が焼いてご用意します。ちょっと早めのクリスマスの味を楽しんでいただきたくて・・・。

まだお席があるようですので、お申し込みをお待ちしています。

古くからクリスマスに使われるハーブや、物語の中のお菓子については、12月9日のジャパン・ハーブソサエティー主催の講演でも「冬のティータイムを楽しむお菓子」と題してお話しする予定です。こちらもどうぞよろしくお願いいたします。

2010年10月12日 (火)

湖水地方 Yew Tree Farmから

昨日は銀座リプトンティールームでユーツリーファームからキャロラインさんを招いてのイベントでした。

「美しいイギリスの田舎を歩く」(集英社be文庫)にもユーツリーファームのことは書いていますが、その取材として湖水地方にユーツリーファームを訪ねてから、キャロラインさんとは 顔見知りになり、今回も通訳をさせていただきました。 

ユーツリーファームは「ミス・ポター」の映画で、ビアトリクス・ポターのアトリエ兼住居であったヒルトップとして使われてから一躍有名になりました。

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講座はこんな感じで、キャロラインさん右手に見えるスクリーンに映し出される映像を中心にお話しされました。

「百聞は一見に如かず」ーまだ湖水地方に行かれたことがない方には映像があるとわかりやすいですね。

キャロラインさんとご主人が行っている高原農場のこと(これが二酸化炭素を減らすということで温暖化阻止にも貢献しているんです)、湖水地方固有のハードウィック種の羊のこと、ナショナルトラストとのかかわり(キャロラインさんたち家族はナショナルトラストからユーツリーファームを15年ごとに契約をして借りています)といった、私たちがあまり知るチャンスがない湖水地方の農場の生活についても多くを学びました。

ポターがかつて所有し、ナショナル・トラストに売却した農場のひとつであったユーツリーファーム。ポターが不況のなか農場の現金収入のために買い集めたアンティーク家具や装飾品でダイニングルームをしつらえ、ティールームを開かせたことでも知られています。

その遺志を継いで、キャロラインさんもティールームを開きましたが、「ミス・ポター」の公開以来大勢の観光客が押し寄せてきて、やりきれなくなり、残念なことに昨年の11月に閉めてしまいました。現在は10名以上のグループ予約のみ受け付けています。ユーツリーファームのそのインテリアも映像で紹介されましたよ。                                                                                                   

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キャロラインさんのティールームでも出していたおばあさんから受け継いだスコーンの作り方もご紹介。

粉の中に空気を入れること、「ラビング」と言って、粉とバターをよくなじませること、表面はひび割れたり、ごつごつした感じがほしいので麺棒は使わず、手で押さえつけるだけにすることなど大切なポイントをいくつも丁寧に教えてくれました。焼きあがりは上の写真のとおり。「いつもは直径10cmくらいの大きな型で抜くけれど、今日はおしゃれに小さく焼くわね」ということでこの大きさになりました。

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参加された皆さんがおいしい紅茶とともに楽しんだセットはこれ。

キャロラインさんのレシピでスタッフの方が作ったスコーン、ジンジャーブレッドが入っています。

講座に参加されたお一人から早速こんなメールが届きました。

「動物学者が最近番組で言っていた人間は地球というタペストリーの一糸なのだという生き方は、まさにキャロラインさんの暮らしぶりにふさわしいものですね。、キャロラインさんの歴史を受け継ぎ、周りと調和し、また未来へとつないでいく生き方ですね。」

かつてポターが絵本の印税などの自らの資金を投入して開発から守り、残した自然、そこに住む人々の生活は、今こうしてキャロラインのような若い人によって受け継がれ、また未来へとつながっていく―、

そうした自然とともにある暮らし、考え方もこうしたイベントの機会に私たちはイギリスから学び、考えるべきだと改めて思うのでした。

3連休の最終日、しかも午前中のイベントにもかかわらず朝早くからご参加頂きました皆様、本当にありがとうございました。

2010年10月 9日 (土)

浅野屋さんのブラムリーアップルパイ

Bramly7昨日リプトンティールームで打ち合わせがあったので、銀座の松屋で浅野屋さんのブラムリーアップルパイ(商品名は小布施産りんごのアップルパイ)を買って帰ってきました。

盛んにブラムリーファンクラブのブログにもその美味しさが書かれていたので、ちょっとミーハー気分で、前日に予約までしてしまいました。

10月15日までの限定販売というのも、そそられますね。

1時ごろにお店に行ったら、まだパイはたくさんありました。「予約の必要がありませんでしたね」とお店の方に言ったら、「日によってはこの時間でなくなってしまうこともあるんですよ」とのことでした。

お味は想像以上(お店の方ごめんなさい・・)!!

ブラムリーの酸味が生きています。パイもべとべとしていなくて、さっくりしていておいしい!!

みなさんが絶賛しているのがよくわかりました。

私の講座について、新しいお知らせがあります。

12月6日(月)10時から12時までの予定で、銀座リプトンティールームで私のプディングをテーマにしたイベントをさせていただくことになりました。

イギリスからお取り寄せした本場のプディンをも味えるというプレゼントもあるそうですよ。

まだどのプディングをご紹介するか決めかねていますが、当日はプディングの作り方のデモンストレーション、スライドを使ってのイギリスのクリスマスやプディングのお話、そしてご紹介したプディングの試食を楽しんでいただく予定です。

今からでもお申し込みは可能だと思いますので、リプトンティーハウスにどうぞ。よろしくお願いします。

2010年10月 8日 (金)

11日のイベントの打ち合わせ

3連休の最終日、11日は銀座にあるリプトンティーハウスで、湖水地方のユーツリーファームからキャロラインさんを招いてのイベントがあります。

光栄にもそのイベントでキャロラインさんの通訳をさせていただきます。

今日ヴァージン航空で午前中に着いたキャロラインさんと、ブルックボンドハウスで打ち合わせがあり、お会いしてきました。湖水地方で去年お会いしたので、懐かしい再会となりました。

湖水地方ではもう2度も霜が降り、寒さも本番とのこと。キャロラインさんは、東京のこの暖かさに驚いている様子でした。

「こんな厚いジャケットを持ってきちゃって・・・」と笑ってツイードの上着を脱いでいました。

イベントで皆さんに召し上がっていただく、キャロラインさんのレシピによるスコーンとジンジャーブレッドもお先に試食をさせていただきましたが、おいしかった!!

キャロラインさんからも「合格」のお言葉をいただき、お店のスタッフの方もホッとしていました。

その写真も撮ったのですが、先にお見せしてしまうとお楽しみが減ってしまうので、代わりにこちらの写真を。これはリプトンティールームで3時からサーブされるアフタヌーンティーのセットです。

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当日はスコーンの作り方もキャロラインさんがデモンストレーションで見せてくれますので、それも楽しみですね。

東京に居ながらにして湖水地方に旅したような錯覚に陥るかも・・・。

このイベントは35名の定員ですが、キャンセル待ちも出る人気となりました。

まだキャンセル待ちの方には申し訳ありませんが、お申込みをされた方、当日をお楽しみに!!

2010年10月 7日 (木)

岩波少年文庫創刊60周年

5月に私が写真展をした銀座教文館内ナルニア国のなかのナルニアホールではいま岩波少年文庫さし絵原画展が行われれています。しかもお店では岩波少年文庫全点フェア(11月7日まで)も開催されていて、復刊されたものも含め、すぐ手に取り買うことができるのはうれしいです。

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挿絵のほかに少年文庫の装丁の歴史を物語るコーナーもあり、どの表紙の本を持っているかで歳がわかってしまいますね、とナルニアのスタッフの方と笑ってしまいました。

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私は、レジの前に並べられたサイン本の中から、訳者の大社玲子さんのサインがある、長い間絶版になっていた「くろて団は名探偵」を購入。イラストとサインが入った10冊しかない貴重なサイン本でした。

家で学校から帰ってきた娘にこの本を渡したら、「おもしろい!!」と言ってあっという間に読み終えてしまいました。

並んでいる本を見ていると、大人になっても読みたい本がいっぱいです。

長かった夏の後にようやくやってきた読書の秋、大切に過ごしたいと思ってしまいました。

2010年10月 5日 (火)

「リリエンベルグ」のブラムリーのコンフィ

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このところブラムリーにすっかり魅了されている私ですが、それがさらに刺激されるような嬉しいプレゼントをいただきました。 

新百合ヶ丘にある人気のお菓子屋さん、「リリエンベルグ」特製のブラムリーのコンフィです。

ラッピングも素敵で、りポンもブラムリー色だったんですよ。

ブラムリーと合わせたショウガ入り、セロリ入りの2種類。セロリ入りは、上の写真のようにセロリが小さく刻んでブラムリーと一緒に煮てあり、口に入れると、ブラムリーの甘さと酸味にセロリの苦みがちょっとプラスされて、今までにない風味と味わい。コンフィと名付けられているようにブラムリーのリンゴの食感が残っているところが普通のジャムとは大きな違いです。

かわいいメモが添えられています。

「ブラムリーはイギリス原産のクッキングアップルです。酸味が強く、ペクチンに富み、加熱するとすぐに柔らかくなるのが特徴です。最近の日本では珍しいリンゴ本来の素朴な味わいとお楽しみ下さい。」

お店では10月8日までの期間限定でブラムリーのタルトも販売中とのこと。その様子がすでにブラムリーファンクラブの10月5日に紹介されています。

先週出かけた帰りに立ち寄った新宿高野でもブラムリー特集期間ということで、ブラムリーが並んでいて、1個400円ほどで売られていました。ちょっと買って試してみたい方には気軽にに買えてうれしいですね。

というわけで、あちらこちらでイギリス生まれのブラムリーは広がっているのだな、と実感しています。

2010年10月 4日 (月)

講座のお知らせ

新たに12月と1月に行う講座のお知らせです。

ひとつはジャパンハーブソサエティー主催のもの、もうひとつはN.G.S.主催のものです。

詳しくはホームページのlesson講座のページをご覧ください。

12月の講座ではイギリスのクリスマス、クリスマスに昔から使われてきたハーブについて、伝統的なクリスマスのお菓子についても大型スクリーンに映し出すスライドとともに詳しくお話しする予定です。

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チャリティーのための庭

9月25日に放映されたワンダー×ワンダー「イギリス庭物語」をご覧になった方も多いことでしょう。

見逃した方は今日の深夜に再放送がNHK総合テレビで午前1時5分から1時49分にありますので、観られますよ。

この番組のテーマは、チャリティーのための庭。イギリスには庭園からのチャリティーということを目的に自分の庭を決まった日だけ一般に公開して、その入場料は寄付する、いかにもイギリスらしい組織があります。その組織は、N.G.S.「ナショナル・ガーデン・スキーム」とよばれ、現在は3700件ほどがこの組織に登録し、その登録者のリストと庭の公開日は、「イエローブック」として毎年販売されています。詳しくはこちら

そのN.G.S.の日本支部があり、その主宰する講座で私は9月にイギリス館で講座をさせていただいたのでした。私もこのイギリスの庭園を中心にしたチャリティーの精神には深く感銘していましたので、それもこちらの講座を引き受ける決め手でした。

私もイギリスに住んでいるときには田舎に出かけると「Garden 、Open for today」の看板に誘われて、普段は入ることもできない個人の庭を見て、その素晴らしさに感動したことが何回もあります。お菓子作りの好きな家の庭ではお茶とケーキが用意されることもしばしば。これも有料ですが、その代金もチャリティーとして寄付になります。

イギリスのN.G.S.の現在の会長はペニー・スネル夫人。フラワーアレンジを自宅で教えたりもしている方で、イギリスでは雑誌にも登場しています。

イギリスに住んでいるとき、その彼女の庭が見たくて、直接に手紙を書き、訪ねたことがあります。

「フラワーアレンジャーガーデン」と自身が呼ぶだけあって、庭そのものがフラワーアレンジのような素敵な庭でした。

訪ねたのは何年も前のことなので、今では変わっているでしょうが、その時撮影したペニーさんの庭の写真をご紹介しましょう。

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                       ペニーさんの自宅

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                    オールドローズの植え込み                   

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    キッチンから続くインナーテラスに作られた小さな庭 家事の合間にちょっとお茶を飲んだりするのに素敵な場所 ですね。

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      「レディースマントル」が芝生の縁取りに植えられて・・・。これはフラワーアレンジにもよくつかわれるハーブ。

N.G.S.ジャパンでは来年1月25日に横浜イギリス館で「秘密の花園」をテーマに講座をさせていただきます。物語の舞台となったヨーク地方の閉じられた庭について、また作品に出てくるハーブや食べ物についても触れる予定です。

講座についての詳細、お申し込みはこちらにどうぞ。                           

2010年10月 1日 (金)

「子どもに語るイギリスの昔話」(こぐま社)が出版されました

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  こぐま社から「子どもに語るイギリスの昔話」が出版されました。20年にわたりこぐま社から出されている各国の昔話シリーズの19冊目です。

表紙には一面にオールドローズを思わせるピンクのバラが描かれています。

イギリスらしい、素朴な美しさ、この表紙のデザインに関しては、ちょっとお手伝いをさせていただいたこともあり、出来上がりを拝見してとてもうれしくなりました。

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なぜなら、表紙のイメージがちょうどこのモティスフォント・ガーデンのオールドローズを思わせるものだったから。

今日は久しぶりに5月に写真展を行った銀座教文館内のナルニア国に伺いましたが、今日からこの「子どもに語るイギリスの昔話」が店頭に並びました。できたてのほやほや。しかも並んでいる限定100冊は、訳者であり編者である松岡享子さんのサインつきです。

早速帰って娘と一緒にこの本に収められている16話のお話を楽しみました。

「まじめで、ふしぎな話の中にも、よく味わえば、どこかにおかしみがただよっているのが、イギリスの昔話らしい特徴です」とまえがきに書かれていますが、まさしくそんな楽しさがお話のなかにあふれています。

いずれも120年も前にイギリスでジョセフ・ジェイコブズによって出された「イギリス昔話集」からとったお話とのこと。

イギリスならではのこうしたユーモア感覚は120年経った今でもお話の中だけでなく、イギリスでは生活の中に生きているように感じます。

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