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2010年11月

2010年11月24日 (水)

クリスマスの切手

Christmas_stamp

イギリスからクリスマスカードが届きました。

その切手を見ると、クリスマスプディングが!

今年のクリスマスの切手はウォレス&グルミットがキャラクターとして使われたということで、この切手では、グルミットが大きなクリスマスプディングを抱えています。

今年のイギリスのクリスマスの切手のデザインはこちらに載っています。

12月6日に行うリプトンティーハウスでのプディングのイベントでは、イギリスからこのクリスマスプディングとバードのカスタードパウダーを取り寄せて、参加者の皆さんに召し上がっていただくそうです。

このイベントには、すでに定員以上のお申し込みがありキャンセル待ちということです。お待ちいただいている方々、本当にごめんなさい。

またこのようなイベントの機会があることを願っています。

2010年11月21日 (日)

今田美奈子先生のサロンでの講座その2

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今田美奈子先生のサロンでの講座が無事に終了しました。スタッフのお二人にも助けていただいたおかげです。

ちょっとお話しただけでも全国各地・青森、福島、名古屋、大阪、神戸からの生徒さんも多くいらっしゃるのは昔から変わりません。

講座の終わりに今田先生からのお話しがありましたが、70代でいらっしゃるのを感じさせない、若々しいお姿です。 先生の前にずらりと並んでいるのは、皆さんに召し上がっていただく試食。午後の講座・「イギリスのクリスマス菓子」で紹介したミンスパイとセント・ニコラス・プディングです。

Stnicolas_pudding2

1000cc入る型でセント・ニコラス・プディングのデモンストレーションをお見せしたので、講座が終了するまでに時間が足りず、蒸しあがりませんでした。これが講座が終わった後に出来上がった、完成したプディングです。

皆さんには私が作っていった300cc入りの型で作ったプディングを見ていただいただけになってしまって、ごめんなさい。

このプディングは、イギリスのプディングクラブでもクリスマスプディングと並んで人気があるもの。そのクリスマスプディングを混ぜる日、「スター・アップ・サンデー」はクリスマスから5週前の日曜日にあたる今日、21日です。

いよいよクリスマスに向かって準備のカウントダウンが始まりますね。

スター・アップ・サンデーをはじめクリスマスにまつわる伝統、習慣については「ハーブ祝祭暦」(教文館)をぜひご参照ください。

2010年11月19日 (金)

今田美奈子先生のサロンでの講座

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明日20日は「今田美奈子食卓芸術サロン」の専科の講師としてイギリスのお菓子をご紹介することになっています。

今田先生のお教室には大学時代に月に一度、まだ原宿のパレフランスでなさっていたときに通いました。イギリスを含むヨーロッパに古くから伝わるお菓子をその文化とともに学べることが私にとって大きな魅力でした。基礎科から専科まで4年間、結局大学時代を通して通い、師範資格認定書もいただいたのでした。

その私が専科の講師としてお招きいただくとは、当時一人の生徒として通っていた頃には想いもしていなかったこと、夢のようなことです。

専科はお菓子のプロのパティシエの方々が教えられる専門的な講座です。今年のカリキュラムを見ても、パティスリー・ド・フジウやザ・ペニンシュラ東京といった有名なお店の名前がずらりと並んでいて、その中に私の名前があることだけで緊張してしまいます・・・。

ただイギリスのお菓子を教える方がいないということで、お店には並ばないようなイギリスの家庭のお菓子をご紹介するのが、私の役目だと思っています。

「クリスマスのお菓子」、「地方のお菓子」をテーマに午前、午後の2回にわたってデモンストレーション、スライドを使ってのお話でご紹介するのですが、合わせて70名ほどの生徒さん方の試食も私が用意します。

写真のお菓子は昨日から今朝にかけて2日がかりで焼き上げたもの。我が家がお菓子屋さんのように台所からリビングまででき上がったお菓子でいっぱいになりました。

イギリスのお菓子の背景にある文化のおもしろさ、かつて今田先生の教室に通ったときの私の興味はずうっと私の中でつながっていたことを今改めて感じています。

2010年11月17日 (水)

Mrs.Simkins のお菓子の本

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12月9日にジャパン・ハーブ・ソサエティー主催で講演をさせていただきますが、その企画からお世話になっているIさんからイギリスのお菓子の本をいただきました。

「Tea with Mrs.Simkins 」という洋書です。

著者であるMrs. Simkinsはイギリス・ドーセットに住む主婦で、家族や友人のために30年以上も料理やお菓子作りに励んできた人のようです。

昨日、12月9日の会場であるあざみ野の男女参画センターでお打ち合わせの際、この本をいただいたばかりなので、まだまだパラパラと拝見しただけですが、ラヴェンダー・ショートブレッドのようはハーブを使ったお菓子も紹介されているのでうれしくなりました。

さらにうれしいことにMrs. Simkinsはかわいらしいホームページも持っています。

現在12月9日の講演会には80名ほどのお申し込みがあるとのこと。たくさんの申し込みをありがとうございます。

会場はとてもきれいで、階段状のいす、大きなスクリーンがあり、そこに私の写真を映し出してお話します。まるで映画館のような迫力のあるおおきさで、いつもの講座以上にイギリスの画像を楽しんでいただけると思っています。

皆さんのご期待に添える内容にしたいと思っていますので、よろしくお願いします。

まだお申し込みも受け付けていますので、多くの方のいっそうのご参加をお待ちしています。

2010年11月13日 (土)

またまたブラムリー

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ブラムリーを使ったケーキをごちそうになりました。

「1つのボウルでできるお菓子」(大原照子著、文化出版局)の中にあるレシピで作られたケーキで、上にブラムリーのリンゴがのっています。

バターケーキの風味と、火が通ったブラムリーの柔らかさと甘酸っぱさが絶妙な味わい。

またまたブラムリーのおいしさを再認識させていただきました。

私が先日行った国分寺での講座について、ブラムリーファンクラブのえのっちさんがブログの11月8日に書いてくださいました。私の手元が写った、自分では撮ることができない講座の写真が載っています。

講座は22名ものご参加でしたので、パイを取り分けるのも大忙しで、写真にもそのあわただしさが表れてしまっていて、申し訳なく思っています・・・。

でも皆さんがイギリスの秋の味わいともいえるブラムリーとブラックベリーの味わいを楽しんでくださったのがうれしいことでした。

2010年11月12日 (金)

プディングのイベントのためのルバーブ

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このところ毎日暖かいお天気の良い日が続いて気持ちがいいですね。

その陽ざしを浴びて、届いたばかりの真っ赤なルバーブも輝いています。

12月6日に銀座リプトンティーハウスでプディングのイベント(詳しくはこのホームページの「講座」をご覧ください)をしますが、そのときにデモンストレーションでこのルバーブを使ったクランブルをご紹介しようと思っています。

そのために長野県富士見町のMさんから送っていただいたのがこのルバーブ。12月には生のものはもう終わっているとのことで、今回取り寄せて、イベントのために早速冷凍しました。

クランブルのほかにイギリスのプディングクラブでクリスマスの季節に作られて、とても人気のあるセント・ニコラスプディングもご紹介する予定です。

全部で5種類のプディングを味わっていただけるイベントです。

スライドを合わせてイギリスのクリスマスについてお話もしたいと思っていますので、一足早くクリスマス気分を楽しんでいただけたら、と思っています。

たくさんのお申し込みをお待ちしています。

2010年11月10日 (水)

お知らせ

「ハーブ祝祭暦」(教文館)が昨日東京新聞の書評に取り上げられました。

記事はこちら→「tokyo_shinbun_herb_syukusaireki」をダウンロード

出版から半年たってから、このようにクリスマスにかけて新刊としてご紹介いただき、本当にうれしいことです。

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この本の出版社である教文館内の子どもの本の店・ナルニア国では、「ハーブ祝祭暦」のクリスマスのところで書きましたビアトリクス・ポターの描いたクリスマスカードが11月10日から始まるクリスマスフェアーで販売されます。

私が会員となっているイギリス・ポターソサエティーが製作したカードで、イギリスから直接取り寄せました。

さらにおしらせ。

12月9日に行います講演もこちらのサイトに紹介されました。

こちらの講演でもこのカードを販売します。現在お申し込み受付中です。

ご参加をお待ちしています。

2010年11月 8日 (月)

「紅の夢」のジャム

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Kurenaino_yume3_5昨日ご紹介した「紅の夢」。

半分に切ると、中はこんな感じにかわいい桃色をしています。

包丁を入れると、パリッとした果肉の感じがまさしく紅玉といった感じです。

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ケーキにしようか、パイにしようか、など迷いましたが、やはりその色合いがどのようなものか確かめたくて、ジャムにしてみました。

皮をむいて、小さく刻み、レモン汁、グラニュー糖を加えて・・・。

仕上げにリンゴのリキュール、カルバドスも香りづけに加えました。

皮を加えなくてもこんなに愛らしいピンク色に仕上がりました。

眺めているだけで幸せな気分になります。

お味も酸味があって、おいしいです。

早く一般に販売されるといいですね。イギリスのブラムリーのように、日本のクッキング・アップルとして広く使われるようになることを願っています。

2010年11月 7日 (日)

紅の夢

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Wさんから日本のクッキングアップルと呼ぶにふさわしい「紅の夢」という珍しいリンゴをいただきました。

青森県藤崎町にある弘前大学の塩崎雄之教授により紅玉にスターキングデリシャスを交配し、その中から選抜育成した新品種です。

1個の重さが300~400gで普通の紅玉より大きいことも、そして形も赤いブラムリーのような雰囲気。

果肉が濃桃色で、紅玉のように酸が強く、糖度は13度程度とのこと。ジャムにすると鮮やかな赤色になるとのことで、味や色合いを生かしてジャムや、アップルパイなど生より火を加えたほうが適しているようです。まだまだ作り手の農家さんが少ないとのこと、多くの方が使うようになれば、生産をする方もふえることでしょう。

まだ一般に販売されていない貴重なリンゴ。

何に使ったらいいのか考えてしまいますが、作りましたらまたご紹介したいと思います。

このリンゴのお問い合わせは藤崎町商工会までどうぞ。

2010年11月 5日 (金)

今日はガイフォークス・デー

今日11月5日はガイフォークス・デー。

日本ではほとんど知らせていない行事だと思いますが、イギリスでは夜に花火を上げる日として知られています。

この行事は1605年、熱烈なカトリック教徒の一味がカトリック弾圧政策をとった国王ジェームズ1世に反発し、議事堂爆破の計画を立てたことにかかわっています。

幸いなことにこの計画は、その実行直前、11月5日の未明にその爆薬と火付け役のガイ・フォークスが議事堂の地下で見つかり、未遂に終わったのでした。ガイ・フォークスと一味は逮捕、処刑されましたが、国民にカトリック教は恐ろしい宗派であるというイメージを与えることになり、そのため花火を上げ、たき火をして古着などを着せたガイ人形を燃やすという子供にとってお楽しみの行事となったのです。

そのガイフォークス・デーの様子が描かれているのがパディントンのお話しの中にあります。

                                                      Paddington2

「忘れるな、忘れるな、11月5日を忘れるな。火薬と反逆と、陰謀を忘れるな。」

            「パディントンとたき火」

ペルーからやってきたパディントンが、花火があちらこちらで売り出されるのを見て、不思議に思うところが、まるでかつての私のようで、笑ってしまいます・・・。パディントンもペルーからやってきたのでこの行事を知らなかったのです。

ガイフォークス・デーが過ぎると、イギリスは誰もがクリスマスに向かって準備に忙しくなります。

それが日照時間が短くなって、寒くなり、気分がさびしくなるこの季節に気持ちを明るく、楽しくしてくれるのです。  

 

2010年11月 4日 (木)

ブラムリー尽くし

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東京YWCA・国領センターでの講座にいらしていただいた方々がお集まりくださって、国分寺でお菓子の講座をしました。

今回は、今日ご参加の皆さんも取り寄せた小布施のブラムリーを使ったお菓子がテーマ。

ひとつは、実家の庭で実ったブラックベリーとブラムリーのパイ、もうひとつは、ブラムリーとくるみのスコーンにブラックベリーとブラムリーのジャムを添えました。

ブラムリーは、9月に届いたものを、今日のために大切にひとつずつラップに包んで野菜用保存袋にいれて冷蔵庫に入れておきました。

スコーンはリンゴが入ることでいっそうサクサクになり、そこにくるみのこくのある味わいが加わって、秋らしい味になります。クロッテドクリームやジャムを付けなくてもそのままでも おいしいほど。

イギリスではブラムリーとブラックベリーの組み合わせはとてもポピュラーで、秋に作る家庭のお菓子の代表といえるものです。

こうしたお菓子を作っていると、湖水地方で野生に実ったブラックベリーを摘んだことを懐かしく思い出します。

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そしてお知らせです。

12月6日に行うリプトンティーハウスでの「テイスト・オブ・ブリテン」の講座は季節にピッタリのプディングがテーマですが、リプトンティーハウスのホームページにお知らせが載りました。私が家庭で作られるプディングをデモンストレーションでお見せしたり、スライドでイギリスのプディング・クラブをはじめ、クリスマスについてをお話したり、イギリスから新しいプディングも取り寄せるという楽しいイベントです。ぜひご覧ください。ご参加をお待ちしています。

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