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2010年12月

2010年12月17日 (金)

ジャパン・ハーブ・ソサエティーでの講演 その2

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写真はイギリスのクリスマスの飾りとして欠かせないミスルトー(ヤドリギ)が露店の花屋さんで売られている様子です。キッシング・バンチ(kissing bunch)とも呼ばれ、クリスマスの間、この下では男性が許しがなくとも女性にキスをしてもよいという習慣になっています。

先日12月9日に行ったジャパン・ハーブ・ソサエティーの講座では、このようなクリスマスのハーブにまつわる習慣などもお話しさせていただきました。

当日のことは、ジャパン・ハーブ・ソサエティー事務局の方が写真入りでまとめてくださいましたので、こちらをご覧下さい。→(12月13日のブログです)

このブログでは、私の著書を当日の私の講座内容をまとめた資料とともに販売していることもご紹介しています。講座に参加されなかった方でご興味のある方はどうぞ!!

来年の新しく始まる講座、4月からの連載の打ち合わせなど、バタバタと過ごしているうちにしばらくご無沙汰してしまいました。

新しく始まる講座や連載については近いうちにこちらでお知らせできると思います。

2010年12月10日 (金)

ジャパン・ハーブ・ソサエティーでの講演

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Borage_white 昨日はジャパン・ハーブ・ソサエティーでお招きを受けてお話をさせていただきました。

100名もの方にご参加いただき、そのなかには新潟から、仙台から、お出かけいただいた方もあり、本当にうれしく思っています。家で本を書いているときは孤独な作業だと感じる時もありますが、私の本を読んでくださっている方々とこうした機会にお会いすることができると、その孤独な作業も外の世界とつながっているのだと心からうれしい気持ちでいっぱいになります。

このハーブの花束は、千葉のハーブの会の方が栽培されたハーブで作られたもの。

昨日の会のテーブルに飾られていたものをいただきました。

今年は暖かいためか、この花束には夏のハーブであるボリジの、しかも珍しい白い花も入っていました。

ボリジの花ははかなげで、愛らしくて大好きです。

今年はいつになくイベントの多かった年でしたが、今年の講演は昨日で終わり、ほっとしています。

「アガサクリスティーの食卓」のリニューアルのための原稿直しをはじめ、来年の原稿依頼の打ち合わせなどにこれからは集中します。

2010年12月 7日 (火)

プディングのイベント

Pudding8

昨日はリプトンティーハウスで月一度行われている「テイスト・オブ・ブリテン」の12月のイベント・「イギリス式プディングの楽しみ方」の講座で講師をさせていただきました。

キャンセル待ちもでるほどに多くのお申し込みをいただき、参加してくださった方の中にははるばる滋賀県からお出かけいただいた方もあり、本当にうれしく思っています。

プディングをただ味わうだけでなく、画像を使ってプディングの歴史、プディングクラブ、イギリスのクリスマスに味わうお菓子やハーブ、習慣について1時間ほどお話ししました。この「お勉強(?)」の部分が、プディングをいっそう味わい深いものにする大切なポイントだと思っています。

プディングクラブではクリスマスプディングと並んで人気があるという「セント・ニコラス・プディング」をプディングクラブの主催者であるジルさんからの許可を得て、作り方をデモンストレーションでご紹介しました。

そして、いよいよプディングの登場!!事前に私がお渡ししたイギリスならではのプディングのレシピ5種をこちらのパティシエ・高玉さんが作ってくださいました。写真はそのプディングがずらりと並んだ様子です。

Pudding5 デモンストレーションでもご紹介したセント・ニコラス・プディング

Pudding6 サマープディングの冬バージョン:ウィンタープディング

Pudding1 リンゴの入ったイブのプディング

Pudding2湖水地方で生まれたスティッキー・トフィー・プディング。レシピは「イギリスのお菓子 楽しいティータイムめぐり」(集英社be文庫)p193に出ています。レシピに訂正がありますのでご注意ください。ソースの材料に入っている水275ccはプディングの材料に入ります。

Pudding3a ルバーブクランブル。長野の富士見町のMさんのご協力でこの季節ではとても手に入らない、フレッシュな真っ赤なルバーブで作りました。ルバーブを食べたことがないという方もいらして、ご紹介するよい機会になりました。

Pudding4 参加された皆さんが味わったすべてのプディングを盛り合わせた一皿。ウィンタープディングは可愛い、小さなカップ型で作られていました。味のバリエーション、フルーツもたっぷりと使ってあるので、みなさんに楽しみながら味わっていただけたようです。

残念ながらイギリスのプディングクラブから届くはずだったクリスマスプディングは日本には届いているのに、検疫で止められているため、間に合いませんでした。リプトンティーハウスで届き次第販売するということですので、ご希望の方はぜひ予約をなさってください。イギリスの本場の味わいです。 

2010年12月 4日 (土)

黄金のカーペット

Nogawakoen20101123_2

散歩によく出かける野川公園では色づいたイチョウの葉が落葉してまるでカーペットのよう・・・。

日差しを浴びるといっそうその黄金色が輝きを増して、はっとするような美しさです。

東京は今日も暖かい一日でしたが、イギリスでは12月に入って大寒波に襲われているようです。

よく見ている「The Times on line」では、イギリス北部にあるダンディーの町が吹雪に覆われている様子が出ていました。

ロンドンのガトウィック空港は2日間も閉鎖されるほどだったとのこと。

クリスマスの季節にイギリス旅行は素敵ですが、今年は寒さに気をつけないといけないようですね。

2010年12月 3日 (金)

ポター資料館来館者10万人を記念して・・・

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昨日、 大東文化大学の河野芳英先生からご案内が届きました。

ビアトリクス・ポター資料館が来館者10万人となったことを記念して、資料館では特別企画展「海をわたったピーターラビット~日本でのあしあと~」を、また12月20日、14時からはコンサートが開かれるとのこと。

スタジオジブリの「天空の城ラピュタ」のエンディング「君をのせて」を歌われた井上あずみさんがピーターラビットのテーマ曲などを歌うファミリーコンサートです。

コンサートの入場は無料、往復はがきでの完全事前予約制です。

詳しくはこちら→をご覧ください。

12月9日までの消印有効とのことですから、お申し込みはお早めにどうぞ!!

2010年12月 2日 (木)

イギリスの田舎のティールームのような・・・

Saki_house6_9 紅茶がお好きで、ティーインストラクターの資格をお持ちのSさんのお宅にお招きを受けました。

家族のリビングとは別に、ご自分だけの趣味のお部屋をお持ちで、そこはSさんの世界そのもの。イギリスの田舎のティールームのような雰囲気で統一されています。

コレクションされているティーカップやポットが飾られた食器棚にはイギリスの国旗も!!

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食器棚の隣にかけられた木の棚には紅茶の缶がずらり。

お馴染のハロッズのものからイギリスでもヨークシャーにしかお店がないベティーズのハウスブレンドの紅茶の缶もあって、眺めているだけで楽しいですね。

私のお気に入りのヨークシャー・ティーの缶もありました。

Saki_house3

ティータイムにはガラスのポットにリンゴとオレンジの輪切りが浮かぶ、フルーツティーを淹れてくださいました。

ちょっと寒くなってきたこの季節、フルーツの香りいっぱいのこうした紅茶がうれしいですね。

お砂糖をちょっと加えるのがポイントなのだとか。

ハートのケーキはチョコレートとアーモンドパウダーがたっぷり入って焼きこんだもの。

こっくりとした味わいがおいしかった!!

薄力粉が全く入らないところにその味わいの秘密があるのですね。

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お招きを受けた3人でお持ちした「ル・ベスベ」の花束。

「ル・ベスベ」にお花を頼んでくださった方も初めての訪問でしたのに、Sさんの優しいお人柄と、愛らしいお部屋のインテリアにピッタリでした。

ランチには私が講座でご紹介したクレソンのキッシュと、デザートには栗原はるみさんのレシピによるゴマと豆乳のデザートも作ってくださり、すべて手作りのおもてなし。

今や手に入らなくなってしまったスポード社のブルーコレクションのミート皿や、カップで食卓をコーディネートしてくださいましたが、それもご馳走のひとつですね。

共通のイギリスという話題で集う楽しさも加わって、心が栄養を得たような、とても楽しい時間でした。

2010年12月 1日 (水)

赤く色づいたブラムリー

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今日から12月。12月とは思えない暖かい一日でしたね。

昨日は11月4日に行ったブラムリーのリンゴ尽くしのお菓子を紹介する講座の2回目でした(詳しい内容については11月4日のブログをご覧ください)。

ご参加いただきましたみなさま、どうもありがとうございました。

ブラムリーファンクラブのメンバーのお一人であるふじっこさんも仲良しの妹さんとご一緒に参加してくださいました。

ふじっこさんから赤く色づいた愛らしいブラムリーをいただきました。まるで青いブラムリーが秋で紅葉したよう・・・。

私のブラムリーはこの講座ですっかり使い果たしてしまいましたので、貴重なプレゼントです。長野の小布施屋さんでももはやブラムリーは完売とのことですから。

さらにふじっこさんからは王立園芸協会発行の雑誌「GARDEN」の記事のコピーをいただきました。

その記事というのは、1900年ごろに植えられたリンゴの木一本から、持ち主であるポール・バーネットさんによって250種類ものリンゴの栽培品種が見事に接ぎ木されたというもの。

まるでクリスマスツリーの飾りのようにさまざまな色合いのリンゴがちりばめられている写真に驚きます。こんなことができるのですね。ポール・バーネットさんのホームページはこちら→ そのリンゴの木を見学した王立園芸協会RHSのメンバーの様子とその木の写真が載っています。

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