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2011年3月

2011年3月31日 (木)

横浜パークホテルでのセミナー

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300名もの多くの方にご参加いただいた横浜パークホテルでのセミナーが昨日無事に終了いたしました。

会の初めにはこの震災で亡くなった方や、被害を受けた方に向けて全員で黙祷をささげ、社長様からのご挨拶では、今回のセミナーの収益のなかから被災地への義援金が送られるというお話もありました。

Parkhotel2_2 今回はイギリスをテーマにした文化セミナーということで、昨年生誕120周年を迎えたアガサ・クリスティーについてこの大きなスクリーンに映し出したスライドとともにクリスティーの作品の中に見られるイギリスの暮らし、クリスティーの作品に舞台として登場するクリスティーが生まれ育ったデボン地方についてお話ししました。

会場が大きいので、私が小さく見えます・・・。

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ランチはクリスティーの作品のひとつ「パディントン4:50分発」に登場するヨークシャープディングとローストビーフでした。

ランチの後は、いつも私の講座にも参加してくださる、紅茶インストラクターの渡邉理恵子さんの紅茶セミナー、そして寺本圭祐さん、山口亮志さんによるアイリッシュハープとギターの演奏と盛沢山で、私も自分の講演の後は緊張から解放され、すっかり楽しませていただきました。

このような大きなセミナーでは参加される方々の興味が様々だと思いますので、多くの方の興味につながるような内容となるように準備の段階でかなり考えます。

今日お話しした内容は絶版となっている「アガサクリスティーの食卓」にとても近いものでした。現在この本のリニューアルした本を出すために原稿の調整中ですが、皆さんの参考となるようなこの本を早く仕上げたいと思っています。

このような大変な時期にご参加いただきました皆様、本当にどうもありがとうございました。

2011年3月28日 (月)

桜の開花宣言

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東京では今日桜の開花宣言がありました。写真は昨日千鳥が淵に出かけた際に撮った桜のつぼみです。

この度の地震で被災された方々に心からお見舞いを申し上げるとともに、被災された地方に一日も早く本当の春が来ることを願ってやみません。あまりの悲しい出来事に心が痛み、このブログを書けずにおりました・・・。

イギリスからもニュースを聞いてすぐに何人ものイギリス人の友人たちから「大丈夫・・」というメールが送られてきました。その気持ちが本当にうれしくて、メールを読みながら涙することもありました。そういう温かい気持ちをもらって、東京にいて無事であった者が同じ温かい気持ちを困難な生活を強いられている方々に届けなければいけない、とも強く思いました。

明後日3月30日にある横浜ロイヤルパークホテルでのセミナーは開催することになっています。

キャンセルはあったものの300名近い方のお申し込みをいただいていること、そして

「是非開催して欲しい」というお電話もいただいたと、担当の方から伺っています。

前に進むためにもいつものように変わらず行動することが今できること、当日は会の収益のなかから被災地へ義援金も送られるとのことです。

ご期待に添うような内容になりますよう努めたいと思っています。ご参加いただく皆様にはどうぞお気をつけてお出かけください。

2011年3月10日 (木)

チャールズ皇太子の庭

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今日はリプトンティーハウス銀座で開かれたリプトン・ブリティッシュ・デイ2回目に伺いました。『BISES(ビズ)』の編集長である八木波奈子さんの「イングリッシュ・ガーデン」と題してのお話でした。

Dsc_0608『 ビズ』では1995年にチャールズ皇太子の私邸の庭を特集したことで話題になりました。

私はコッツウォルズのテットバリーという町にあるチャールズ皇太子のオーガニックの店「ハイグローブ」を取材したことがあります。その際、チャールズ皇太子の芸術や農業への貢献、援助を伺って、感動しました。

ハイグローブの庭を特集したバックナンバーは既に完売してしまっているということで、『ビズ』創刊20周年を記念して出版された「美しき英国ガーデン」にはその時の特集が再び掲載されているとのこと。残念ながら私がいつか訪れてみたいキッチンガーデンの写真はありませんでしたが、その素晴らしさを味わうことができます。

庭には実際に庭を訪ねるというほかに、「写真で楽しむという方法」もある、と八木編集長がおっしゃっていましたが、この本を見ているとその通りだとうなづけます。

2011年3月 8日 (火)

今日はパンケーキデー

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今日はキリスト教の暦では、シュローブ・チュースデー(ざんげ火曜日)と呼ばれる日。

明日のレントからイースターまで40日間に渡る断食の期間を前に、家にあるバター、卵、牛乳を使い切ってパンケーキを焼く日となっています。イギリスでは、パンケーキといってもクレープのように薄いもの。グラニュー糖、レモン汁をかけてくるくると巻いて食べるのが昔からの食べ方です。最近ではそのパンケーキの食べ方にも色々なバリエーションが出てきているようで、昨日送られてきたブラムリーアップルのニュースレターではブラムリーをバターで炒めてピーカンナッツ、メープルシロップをパンケーキにのせて食べるレシピが紹介されています。ブラムリーでなくても手に入るりんごでお試しくださいね。

ちなみに今年のイースターは4月24日。移動祝祭日であるイースターは春分の日3月21日以後の最初の満月の後に来る最初の日曜日と決まっています。3月22日から4月25日に当たるのですが、今年はかなり遅くにやってくるイースターということになりますね。イースターが遅くやってくる年は春も遅くやってくるという言い伝えがありますが、今年はどうなりますでしょうか??

こうしたイースターに関わる行事についてハーブと絡めて詳しくご紹介しているのが私の著書のひとつ「ハーブ祝祭暦」(教文館)です。この季節にお読みいただけたらうれしいです。

2011年3月 6日 (日)

ふき味噌

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今日は春を思わせる暖かい一日でしたね。

その春の香り、そのもののようなふきのとうをいただき、ふき味噌を作りました。

ふきのとうを半分に切って(写真は洗って半分に切ったところです)、水につけてあくを抜き、細かく刻んでゴマ油で炒めます。

お味噌、砂糖、みりんを加えて煮詰めれば出来上がり。

このふきのとうをいただいたお宅でそのお味をごちそうになったら、あまりのおいしさに驚いてしまったほど。市販のものとは比べ物にならないほど香りがよいのです。あまりに私が感激したので、ご親切に買ってあったふきのとうを一袋と作り方を教えてくださったのでした。

こうしたプレゼントが何よりうれしいです。

娘のお弁当のおにぎりに入れたり、田楽にのせたり、いつもの食卓に春の味わいが加わるのが楽しみです。

2011年3月 4日 (金)

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昨日3月3日はピーターラビットの記念切手の発売日でした。今年がピーターラビット絵本が日本語に翻訳されて40周年ということを祝って発売されたものです。

私はまだ購入していませんが、さっそくその切手でお便りをいただきました。

切手のそばにはニンジンをかじるピーターが描かれた消印まで押されていて、ピーター尽くしでとても可愛らしい!!昨日の日付と東京中央と消印にありますから、発売日にこちらから出してくださったのかもしれません。お心遣い、本当にありがたく思っています。メールばかりの生活ですと、こうしたお便りの楽しさを実感します。

昨日は日本経済新聞の朝刊の文化面に大東文化大学教授の河野芳英先生が「奥深しピーターラビット」と題して書かれた記事が掲載されました。朝に河野先生ご自身から見てくださいというメールをご丁寧にいただきました。ビアトリクス・ポター資料館のこと、さまざまなポターの魅力について書かれていました。

今年はピーターが大活躍しそうで、楽しみです。

ポターの講座として4月23日吉田先生の講演から始まる3回の連続講座が池袋西武コミュニティで行われます。詳細はLesson(講座)にも載せていますので、たくさんのご参加をお待ちしています。

2011年3月 2日 (水)

3月30日「アガサ・クリスティーの世界」セミナーでのランチメニュー

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3月30日に横浜ロイヤルパークホテルで行うセミナー「アガサ・クリスティーの世界」はすでに280名以上のお申し込みがあり、驚くとともにうれしく思っています。

お申し込みいただいた皆様、本当にありがとうございます。

そのセミナーで皆さんに楽しんでいただくメニューが決まったというお知らせが届きました。

メインとなるお料理は、クリスティーの作品のひとつ「パディントン発4時50分」に登場するローストビーフとヨークシャープディングです。写真がその一皿ですが、これは私がヨークを旅したときに味わったもの。プディングといっても甘いものではなく牛脂で焼いたシュークリームの皮のようなものがヨークシャープディングです。

まだ召し上がったことがないという方、どうぞお楽しみにいらしてください。

このセミナーのほかにも春からさせていただく講座のご案内を私のホームページの「Lesson」講座に更新しました。ご覧いただけましたら、うれしいです。

どうぞよろしくお願いします。

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