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2011年6月

2011年6月28日 (火)

ポターの花の絵の展示会 in V&A

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届いたばかりのイギリス・ポターソサエティーの会報、その中に小さなお知らせが・・・。

ロンドンン・サウスケンジントンにあるビクトリア&アルバート博物館の、Gallery102で、     

       Beatrix Potter: botanical illustrations

というポターの描いた花の絵の展示が行われているというお知らせです。

ポターの時代の中産階級の家庭の女子は、花の絵を描くことが一般的なたしなみでした。ポターも例外ではなく、「若い時に注意深く植物の勉強をしたことが、絵本の中のファンタジーの絵の世界で、リアリティーを与えた」と述べているんです。

上の右の写真にある絵は、ポターが19歳のときに描いたワイルドフラワーのブーケです。

8月にイギリスに行く私としては見逃せません!

決して大きい展示ではないと思いますが、ロンドンに行かれる方で、ビクトリア&アルバート美術館に行かれる方は、立ち寄ってみては?

この展示の期間は、6月14日から12月11日までです。

こういうお知らせを見つけると、それだけでわくわくしてきます。

2011年6月26日 (日)

ローズマリーとアメリカンチェリー

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真っ赤なアメリカンチェリーの季節ももうすぐ終わりですね。

ローズマリーで香りをつけた赤ワインでアメリカンチェリーをマリネし、そのチェリーを焼きこんでタルトを焼きました。

ほんのりとローズマリーの苦みは、甘さにもよく合うようです。

我が家の玄関先に植えてあるローズマリーは、最近また水色のきれいな花をいっぱいつけています。このところ急に蒸し暑くなってきましたが、そんなうっとうしい季節に涼しさを感じるような涼やかな青さです。

昨日の西武コミュニティーカレッジでの講座では、ビアトリクス・ポターの絵本の中に見る「ハーブや食べ物」がテーマでした。

ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。

多くの方にご参加いただいて、本当にうれしく思っています。

ローズマリーはポターの絵本の中で「ベンジャミン・バニーのおはなし」に出てきます。

ピーターのお母さんはお父さんウサギを亡くしてから、ローズマリーティーやラビットたばこ

(ラベンダー)を売って生計を立てているのです。

夏前の講座は昨日で終了。

これからは、7月末から出かけるイギリスでの取材の準備、原稿書きに集中します。 

2011年6月23日 (木)

ルドゥーテ『美花選』展

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BUNKAMURA ザ・ミュージアムで開かれていルドゥーテの展覧会に行ってきました。

「バラの画家」として名高いルドゥーテ―そのキャリアは、ナポレオン1世の皇后ジョゼフィーヌがマルメゾン城で栽培していたバラを描く、王妃のお抱えの画家となったところからスタートします。

展示会ではバラだけでなく、他の花々の植物画、いわゆるボタニカルアートも展示され、その数の多さに驚きました。

手前の絵葉書は、展示会の売店で買ったものですが、ルドゥーテがベラム(子牛の皮)に描いた花束。カリグラフィーをやっていたので、中世のカリグラフィーがベラムに書かれたことと共通していて、面白いと思いました。

実物もこれが皮に描かれたとは信じがたい、しっとりと鮮やかな色合い、今回の展示の中で、私が一番興味がある作品でした。

この絵が飾られているコーナーは、吉谷桂子さんのご主人、吉谷博光氏がマルメゾン宮殿にインスピレーションを受けてデザインされたもの。サロンのようなエレガントな雰囲気です。

Redoutea111_2 展示会を出ると、テラスにイギリス出身のガーデンデザイナー、マーク・チャップマン氏が手掛けるガーデンが展覧会の期間だけ出現。

ルドゥーテも描いたアイリスやアジサイ、ギボウシのほか、ラヴェンダーやフェンネルなどのハーブも植えられていました。

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花壇の植え込みの下にはこんな愛らしいタイムのカーペットまで!

家にもこんなコンパクトなものだったらタイムのカーペットが作れるな、と思わせる、素敵なアイデアです。

展覧会は7月3日(日)までです。

2011年6月22日 (水)

オクラが育っています!

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あっという間に前回から1週間以上経ってしまいました・・・。

その間種まきからちゃんと5日後に全部の種が発芽しました!!

小学生の朝顔の種まきの実験のようにうれしいものですね~。

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4粒蒔いて、4粒全部が発芽したので、 双葉が大きく開いたところで、2つを間引きします。

これはすべて「野菜をつくろう!!」に書いてある通り。

さあ、愛らしい花が咲くまで、おくらが収穫できるまで、がんばらなくちゃ。

今週の土曜日、25日は池袋西武のコミュニティカレッジで「ポターに描かれるハーブと食べ物」というテーマで講座をします。

「ピーターラビットのおはなし」の中で描かれるカモマイルティーは有名ですが、そのほかにも意味合いを持ってハーブが登場しています。

お菓子や食べ物についても同様。

こうしたことがわかると、ポターの絵本をより深く読めるようになると思うのです。

まだお席に余裕がありますので、多くのご参加をお待ちしています。

2011年6月11日 (土)

オクラの種まき

Okura_seed 先日ご紹介した「野菜をつくろう!」vol.3に付録で付いてるオクラの種、水につけているところです。

本誌に種まきから収穫までが丁寧に説明されているので、私でもできるような気がして、その通りにやってみようと思って始めました。

オクラは、種皮が硬いので、種まきの前の晩から水につけておくと発芽しやすくなるということで、水につけているところです。

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一晩つけた種をポットにまきました。

発芽するのに25度~30度の気温が必要とのこと。これからが播き時なのですね。

5日ほどで発芽するそうです。

オクラの収穫が楽しみですが、それ以上にクリーム色で中心部が深紅のオクラの花が咲くのが待ち遠しいです。

うまく発芽しますように・・・。

2011年6月 9日 (木)

「野菜をつくろう!」

Dsc_0836_4 こちらは6月2日に発売になった「野菜をつくろう」(集英社)の第3号。

毎号連載を書かせていただいていますが、

残念ながら8月に出る号が最終回です。

今回は5月に行われたチェルシーフラワ―ショーにかけて庭のアイデアをテーマで書いてみました。

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最近日本でもよく見るようになった、テラコッタの鉢で有名なウィッチフォード社のことも・・・。 

実はこのウィッチフォード社は、コッツウォルドの小さな村、ウィッチフォードにあるのですが、私が娘のようにお世話になったクック家はこのウィッチフォードの隣村、アスコットに住んでいたので、今のように有名になる前にその工房を訪ねたことがあったのでした。

ウィッチフォード社は、西武ドームで行われた「バラとガーデニングショー」でも展示があり、ウィッチフォードのオーナー、ジム・キーリングさんも来日されたようですね。

6月はイギリスでは庭めぐりに一番の季節。日本では梅雨の鬱陶しい、蒸し暑い季節ですが、イギリスでは一年で一番輝く季節だと思います。

もうすぐで我が家が4年住んでいたウィンブルドンでウィンブルドン・テニスも始まりますしね。

こうして書いているだけで6月のイギリスに飛んで行きたくなりますね・・・。

「モダンリビング」

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我が家の玄関先に植えているローズマリーを入れたチーズスコーン。

焼けた時のチーズの香ばしさとすがすがしいローズマリーの香りが合わさったこのスコーン、お茶の時間というよりハムやベーコンなどを挟んだり、スープとともにパン代わりとして軽食としても楽しめます。

このスコーン、6月7日発売になった「モダンリビング」の中の 

「プランタ-でできる野菜とハ-ブの小さな庭 キッチンガ-デン」

で紹介しています。

ヴァンテーヌ時代からお世話になっている下田編集長との久しぶりのお仕事。ハーブを使った簡単なもの4品、このスコーンのほかにローズマリーショートブレッド、ラタトウィユ、ハーブ塩を使ったチキンをご紹介しています。

撮影はささやかな我が家のテラスで・・。

玄関先で元気にそだつローズマリーも写っています。

このローズマリー・チーズスコーンのレシピも詳しく載っていますので、ぜひご覧くださいね。

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