Kバレエカンパニー「白鳥の湖」
昨日は、Kバレエカンパニーの公演「白鳥の湖」を見てきました。
3年ぶりに熊川哲也さんが主役ジークリードを踊るというので話題になっています。
原振り付けがプティパ・イワノフ版というところ、そして、衣装の色合い、デザインもロイヤルバレエの「白鳥の湖」にとても近い、気品がある華麗なものでした。それもそのはず、舞台美術と衣裳はロイヤルバレエで「白鳥の湖」を手掛けた方が担当されているのですから・・・。
こう言えるのも、実はウィンブルドンに住んでいるときにはロイヤルバレエのチケットを優先的に買えるという「オペラハウス」のフレンド(友の会のようなもの?)に入るほど、バレエに魅了されていました。
そのころ熊川さんはロイヤルバレエのプリンシパルとして活躍していて、そのジャンプ力にはいつも会場から「ブラボー!!」の歓声が上がっていました。
当時のロイヤルバレエではギエムも活躍していて、彼女の出るものはほとんど観ましたから、今思い返しても、そんな舞台を日常として観ることができる、夢のような生活でした・・・。
日本ほどチケットも高くはなく、オペラハウスのこじんまりとした赤を基調とした劇場の雰囲気、幕間に飲み物や食事を楽しむ雰囲気、すべてが素敵でした。
そのころバレエを観る前に参考にしていたのが上の写真にもある「バレエ101物語」(新書館)という本。日本から友人がお土産に持ってきてくれた本です。
今回久しぶりにバレエを、しかも「白鳥の湖」を観れることになって、久しぶりにこの本を手に取りました。
このところいつもイギリスに行くのが7,8月で、夏はオペラハウスでのロイヤルバレエの公演がお休みなので、ロイヤルバレエの公演を観ることができずにいました。
昨日の公演はそんな鬱憤を吹き飛ばしてくれるような、深い感動を味わえるものでした。