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2012年12月

2012年12月31日 (月)

よいお年を!

Aroma

新しい本の原稿が追い込み作業になっており、またまたご無沙汰してしまいました。

今年の年末は家事は必要以外は何もできず、パソコンに向かい合っておりました・・。そしてあっという間に今年の最後の日になってしまいました・・・。どうぞお許しください。

最近発売となったアロマセラピーの雑誌、「AEAJ」誌66号の「 ストーリーのある香り」というコーナーに書かせていただきました。わたしのハーブとの出会いの原点である「アンの青春」の中のラベンダーを選びました。

今でもラベンダーは大好きなハーブです。

Aroma2_2 ピーターラビットのお話の中にもラベンダーはウサギたばことして登場しますが、来年はピーターラビットのおはなしの元となった絵手紙が送られてから120年です。 

その記念すべき年に作者であるポターと湖水地方についての本が出せることは本当に幸せなことと思っています。

長い間あたためてきたテーマでもあり、よい本になるようにがんばっています。

どうぞ来年もよろしくお願いします。

よいお年をお迎えください。

2012年12月10日 (月)

スリムパウンド型で焼くフルーツケーキ

Fruitcake2

焼き菓子の場合、シンプルなだけに、どんな型で焼くかによって、見た感じ、味わいも変わってくるような気がします。

プレゼント用に焼くフルーツケーキは、今年はもっぱらこのスリムパウンド型を愛用しています。

先日のNHK文化センター青山での講座でみなさんに召し上がっていただいたフルーツケーキもこの型で焼いて、切り分けたものです。

切り分けた一切れの大きさがとてもよい感じです。

スリムパウンド型もいろいろありますが、私が愛用している型は、上面と底面が同じサイズのすっきりとした直角の形をしています。

この型についてのお問い合わせがありましたので、ご紹介しますね。

「キッチン工房」のオリジナルスリムパウンドです。

詳しくはこちらをご覧くださいね。 「おすすめ商品」のところに載っています。

とてもしっかりとした作りです。

お店でなかなか見つからないような、こうした気に入った型がインターネットで簡単に買えるようになって、本当に便利な時代になりました!

スーさんとアンソニーさんからのカレンダー

Sue_carendar3 この夏も訪ねたスーさんとアンソニーさん夫妻からカレンダーが届きました。

スーさんは、「幸福なイギリスの田舎暮らしをたずねて」(集英社)のなかでブラムリーのアップルパイを紹介してくださっている方。

ご主人のアンソニーさんは、ガーデンデザイナーとして活躍中。ご自宅の庭もお二人らしく整えられていて、何度伺ってもうっとりします。

その庭、そこに咲く花々をアンソニーさん自らが撮った写真で、カレンダーを作ってくださいました。表紙は、珍しい一重のバラの写真です。

アンソニーさん、本当にいつもカメラを持って庭を歩き回り、こまめに写真を撮っているのです。その沢山の写真の中からこのカレンダーのために写真を選ぶのはとても大変だったのではないかしら?と想像しています。

Sue_carendar4 1月は雪景色。

うっすらと雪におおわれた春を待つ庭もまた美しい。

来年はこのカレンダーの写真とともに過ごせることが幸せです。いつもそばにあの二人の素敵な庭を見て過ごせるのですから。

Christmas_card3

今週末届いたクリスマスカードにはサンタとトナカイの切手がありました。

サンタさんの手にロビン(こまどり)がとまっています。

今年の切手はユーモラスな雰囲気です。

2012年12月 8日 (土)

リバティーのラベル・シール

小布施から取り寄せた栗「銀寄」。

「銀寄」は本当においしい栗で、栗ご飯は何度も炊いて楽しみましたが、ジャムつくりは原稿に忙しくて、ずっと栗は新聞紙にくるんだまま、冷蔵庫の野菜室に保存していました。

取り寄せてから1ヶ月は、栗がおいしくなる熟成期間、と伺っていましたが、その期間も過ぎ、栗が心配になってきました。

そこでついにジャム作りを決行!!

「銀寄」のおいしさがぎゅっと詰まったような、味わいのあるジャムになりました。昨日焼いたスコーンにもぴったり。クロッテドクリームを重ねてスコーンにのせると、秋の味わいがします。

クリスマスのプレゼントにもぴったりかしら?と思っています。

Photo

8月のイギリス旅行で「リバティー」で求めたラベル・シールでちょっとおめかし。

リバティーのあるリージェントストリートも、きっと今頃はイルミネーションがきれいなことでしょう。

心はイギリスへと飛んでいきます・・・。

Liberty_sticker_2

2012年12月 7日 (金)

スコーンの楽しみ

Scone3_2

娘のおやつ用に焼いたスコーン。

私のレシピとしては、定番中の定番ですが、紅茶と一緒にいただくおいしさは飽きることはありません。

先日増刷になった「イギリスのお菓子、楽しいティータイムめぐり」(集英社be文庫)にこのスコーンのレシピとアレンジのレシピがでていますので、是非ご覧になってくださいね。

Photo_6 最近私好みのスコーンに出会いました。

NHK文化センター青山での講座の帰りに同じ青山ツインビルの地下に入っている「TORAYA CAFE]でいただいたランチセットのスコーンです。羊羹で有名なあの虎やのカフェです。

ジャガイモベースのキノコのスープにこの大きなスコーン、それに餡をメープルシロップで柔らかくしたもの、白ゴマをまぶしたクリームチーズが添えてあります。

さすが羊羹の虎やですね。

スコーンを小さく割り、その断面に白ゴマ付きクリームチーズをぬり、餡を載せていただくと、ミルクティーに合う意外なおいしさです。

きびきびとしたサービスも心地よく、また近くに行ったら立ち寄ってしまうかも・・・と思っています。

2012年12月 6日 (木)

オーブンミトンのシフォンケーキ

Photo

昨日ミンスミートを入れたシフォンケーキのことを書きましたが、私がそのシフォンケーキのレシピで愛用しているのが、「オーブンミトン」のオーナーシェフ、小嶋ルミさんの本、「おいしい!生地」(文化出版局)。

そのシフォンケーキが食べられるのがこちら。上の写真は「オーブンミトン」のカフェでのランチデザートのシフォンケーキ。先週末散歩がてら家族でこちらのカフェに立ち寄り、ランチを楽しんだときのものです。

Photo_2 都立武蔵野公園の裏側、小金井の「はけの道」にある武蔵野の緑に囲まれてあるこちらのカフェ。

緑の中の別荘のような一軒家、庭からお店を見ると温かい灯りがこちらのお菓子の味わいのようです。

歩くたびにかさかさと音を立てる、落ち葉のカーペットの上を、お店に向かうのも素敵なのです。

お店に入るには、玄関で靴を脱ぎ、スリッパが用意されているのですよ。

Photo_3

こちらのランチでいつも私が選ぶお気に入りのランチがこちら。

レンズ豆のキッシュとサラダ、自家製のパンにポット入りの紅茶のセット。

さくさくに焼けたキッシュのパイ皮、こくのあるフィリングにレンズ豆の味わいがなんともおいしいのです。

我が家から近くにあるのがなんとも嬉しい、私の憩いの場所です。

2012年12月 5日 (水)

ミンスミートを使ったケーキ

Sakisan_cake_2

Sakisan_cake2_2先日お招きを受けたI さんのお宅。私が主催したイギリスの旅にもご参加いただき、講座にもいつもご参加いただいている熱心な方です。

テーブルは集められた「スポード」のブルーの食器でまとめられていて素敵でした。

お茶の時間のケーキとして用意してくださったのが、私の著書の「季節を楽しむイギリスのお菓子」(文化出版局)中から「シュトルーゼルミンスミートケーキ」。

「あれ?ちょっと高さがたりないかも?」とテーブルに運ばれたケーキを見て、はっと思い出しました。

材料の中のグラニュー糖が本来125gなのが、ミスプリントで小さじ1になっているのです。もしこの本をお持ちの方がいらしたら、ぜひ訂正していただきたいと思います。

ただ、高さは低いですが、I さんが作ってくださったミスプリントのままの材料でもちょっとタルト風になって、おいしくいただける事に、私はほっとしています・・・・・。

本来のグラニュー糖125gで作ると、ケーキの高さがこのケーキの2倍くらいになります。

クランブルのカリカリとしたトッピングがおいしいケーキです。

ミンスミートはイギリスでは、クリスマスの季節の必需品。

市販の瓶詰めのものもありますが、簡単に自分でも作れるので、私は手作りで、たくさん仕込んでいます。作り方は「物語や絵本のお菓子」(集英社)の「ハリーポッター」に登場するお菓子・ミンスパイで紹介しています。この本をお持ちの方は是非ご覧になってくださいね。

残念ながらこの本は絶版ですので、このミンスミートについてはまたご紹介しようと思います。

先日12月1日のNHK文化センター青山で用意したフルーツケーキもミンスミートを使っています。

シフォンケーキにもこのミンスミートを加えると、たちまちクリスマスらしいケーキになって、うれしいのです!是非お試しください!

2012年12月 4日 (火)

トランブルーのシュトーレン

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NHKの「プロフェッショナル」に取り上げられた飛騨高山のパン屋さん「トランブルー」のシュトーレンを送っていただきました。

素敵なグリーンの箱に入って届きました。

粉砂糖でたっぷりとくるまれたシュトーレン、ナイフを入れると思ったより硬い感じがします。以前ドイツの方にお母さんが作るシュトーレンを教えてもらったことがありましたが、その方のシュトーレンはふんわりとしたパンのような感じでしたので、シュトーレンといってもいろいろなタイプがあるのですね。

1cmほどの厚さに切って、ミルクティーとともにいただくと、その豊かな味わいに幸せを感じます。

11月20日に届き、すでに10日以上。日が経つにつれて味わいが変わり、熟成していくのがわかります。

じっくり漬け込んだナッツやレーズン、ピールの味わいがバターの香りとともに、その味わいを醸し出すのですね。

オーナーシェフの成瀬正さんは、世界のパン職人が腕を競う、クープ・デュ・モンド―フランス・パリで開かれるベーカリーワールドカップ2005年大会の日本代表チームに、地方の個人経営店から初めて選ばれ、リーダーとして世界3位に輝く活躍を見せた方。

このシュトーレン、お店のホームページの11月30日のお知らせではまだ購入できるようですので、詳しくはこちらをご覧ください。

2012年12月 2日 (日)

イギリスからのクリスマスカード

Christmas_card

今日も寒い一日でしたね。

我が家もようやくツリーやリースを出し、テラスのトネリコの木にライトをつけ、と夫が準備をしてくれましたが、そんななか、イギリスからクリスマスカード第1号が届きました。

ウィンブルドンで娘を出産するときに参加した産前教室の仲間だったクレアからでした。クレアの息子のデュークは2週間後にオックスフォード大への面接を控えて、緊張しているとのこと、小さな赤ちゃんだったのに、と懐かしく思い出します。

こうしたカードを受け取ると、どんなにメールが便利でも、メールにはない、温かさを感じます。

Christmas_card2

切手もその温かさの表れのひとつーその季節に合ったものを、と選んで送ってくれるのですから。

今年のクリスマスの切手は、ひいらぎにとまるロビン(こまどり)。ロビンがお星さまをくわえています。

今日はNHK文化センター青山での講座でした

たいへん長らくご無沙汰いたしまして、申し訳ありませんでした。

来春に出す新刊の原稿にいそがしく、こちらが疎かになってしまいました・・・。原稿に追われるといつものことながら他の事に頭が回らなくなる自分を反省しています・・・。

今日は、久しぶりにNHK文化センター青山での講座でした。ご参加くださった方の中には、あまりに長い間ブログの更新がないので、私が具合が悪いのではないか、とご心配くださった方が何人もいらして、本当にありがたい思いと、申しわけない思いでいっぱいになりました・・。お気にかけていただきまして、本当にありがたいことと感謝しております。

ブログの更新がないにもかかわらず今日の講座は、50名様満席のお申し込みをいただきまして、うれしく思っています。

「イギリスの物語」~田舎の冬仕度~と題してクリスマスが描かれた、ビアトリクス・ポターの「グロースターの仕立て屋さん」をはじめ、ハリー・ポッターやパディントン、アガサ・クリスティー、カポーティーなどの作品からクリスマスに使われるハーブや食べ物など伝統、行事なども合わせてお話ししました。

午前中の講座でしたので、前の晩から泊まりがけで盛岡からご参加いただいた方もいらしっしゃいました。

講座の最後はお茶と私の焼いたフルーツケーキで楽しんでいただきました。

Nhk_3 スリムパウンド型で焼いたフルーツケーキをクリスマスらしい金色の袋に入れてみました。

ご主人と半分ずつ食べると、持ち帰る方も何人もいらっしゃいました。仲睦まじいことですね!!

ちょうど一年前の11月放送になった「グレーテルのかまど」でご紹介した、1カ月寝かせるフルーツケーキをクリスマスに向けて今熟成中という方もいらしてうれしくなりました。

ブログが滞っている間に「イギリスのお菓子楽しいティータイムめぐり」(集英社be文庫)が増刷になりました。しばらく在庫切れになっていてご迷惑をおかけしました。

今回の増刷で価格が若干値上がりになっていますが、ご了承の程、どうぞよろしくお願いします。

今日からもう12月。寒くなりましたが、まだ都内は紅葉がきれいです。帰りに寄った靖国神社の境内の黄金色に輝くイチョウです。

Photo_6      

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