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2013年3月

2013年3月31日 (日)

「グレーテルのかまど」・ヒカリエでのNHKのイベント

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昨日は、ヒカリエ8、9階で今週末行われているNHKのイベント、「NHK春ナビwonderland@渋谷」において、「グレーテルのかまど」のトークショーに出演させていただきました。

ずっと冬中、原稿に追われて家にこもっていた私にとっては、まさしく冬眠から覚めた熊のように、久しぶりに華やかな場所での楽しいひとときでした。でも緊張したことも確かです。

光栄なことに、「グレーテルのかまど」でお菓子を監修、指導されているエコール・辻東京の百野先生とご一緒でした。

百野先生は、「グレーテルのかまど」でのパディントンのマーマレードがテーマのときに、マーマレードを作るのに、柚子を使い、それを丸ごと茹でて煮るレシピを紹介されていて驚きました。なぜなら、私のイギリスでの両親のようなクックさんがママレードを作るのに、オレンジを丸ごと茹でて作っていたからなのです。

どうしてその作り方をなさったのかを伺うと、柚子を丸ごと煮て、皮を切って使うことで、苦味を生かし、より砂糖がしみ込みやすくなる、という考えからそのレシピを考えられたとのこと。そういう意味があったことに納得したのでした。

写真はそのイベントで、「ドーナッツ」のシールを貼った椅子に座られた方だけに配られた私が作ったミンスミート・マフィンとイースタービスケットの試食プレゼントです。

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今回のイベントで、「グレーテルの小さなかまど」として5分間にまとめられた番組のダイジェスト版が映されましたが、そこでご紹介したタルトタタン、フルーツケーキ、マーマレード、それに試食用のミンスミートを使ったマフィンの作り方も載ったこんな愛らしい小冊子が配布されました。私はミンスミートを手作りしていますが、レシピでは簡単に市販のミンスミートの瓶詰めを使って作るレシピでご紹介しています。ボール一つで簡単にできるので、是非作っていただきたいと思います。

このブログを見て、多くの方が会場に駆けつけてくださいました。本当にうれしいことでした。皆様、ありがとうございました。

2013年3月29日 (金)

イースター・ビスケット

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今週末がイースターだというのに、イギリスではとても寒いことがイギリス人の友人からのメールに書かれていました。まっ黄色の水仙が咲く、私の大好きなイギリスの春はまだ遠いようです。

今日はそのイースターに欠かせないお菓子、イースター・ビスケットを焼きました。

スパイスと小粒のレーズン、カレントが味の決め手です。イギリスで買ってきた蝶とウサギの型を使っています。

明日のヒカリエでのNHKのイベントにもちょっとかかわるので、かなりたくさん焼きました。

このレシピはイギリスのお菓子 楽しいティータイムめぐり 」(集英社be文庫)に載っています。

是非この季節に作ってくださいね!

2013年3月26日 (火)

NHK 春ナビ WONDER LAND@渋谷

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満開の枝垂桜、今年の春は桜と共にかけあしでやってきましたね。

今週末はキリストの復活をお祝いするイースター、「イースターが3月になるような、早くやってくる年は春が早くやってくる」という言い伝えは本当でした!

そのイースターの週末30日に渋谷のヒカリエで開かれるNHKのイベントに出演させていただくことになりました。

時間は、午後3:45から4:30分まで、今まで2回出演させていただいた「グレーテルのかまど」を紹介するミニトークで、番組でお菓子を担当していらっしゃるエコール辻・教授でいらっしゃる百野先生とご一緒させていただきます。

お休みで渋谷にお出かけになる際に是非お立ち寄りいただけたら、と思います。

ヒカリエ8階の会場で入場自由、無料で90席が用意されているようです。

詳しくはNHK 春ナビ WONDER LAND@渋谷のHPをご覧ください。

私のお菓子のレシピも配布する予定です。何のお菓子かは当日まで秘密です!!

2013年3月20日 (水)

新刊情報

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ようやく新刊のお知らせができる段階までたどり着きました!!

冬の間、ずっとこの本にかかりきりでしたが、このように春の訪れと共に本の出版のお知らせができるのは、本当に幸せなことです。

すでにアマゾンで予約が始まっていることに昨日気づき、驚いています。

アマゾンではまだ表紙が載っていませんが、これが4月20日に大修館書店から発売となる新刊の表紙です。私の写真と共にビアトリクス・ポターの絵本の挿絵が散りばめられています。

今年は「ピーターラビットのおはなし」の元となった絵手紙が出されてから120年という記念の年。その年に長い間温めてきたこのテーマで1冊まとめられることになり、感無量です!

立教大学で恩師の吉田新一先生から教えていただいたことがハーブやイギリスの暮らしを経験することで、自分なりの視点からまとめることができたと思っています。ただし、ピーターラビットに関しては多くの熱狂的なファンの方たち、そして多くの研究者の方たちがいらっしゃるので、このテーマで書くことは大変勇気がいることであり、緊張もしました。

この新刊発売を記念して、4月24日から銀座教文館内・ナルニア国ホールにて、フェアを開催していただきます。昨年も集英社の本の発売を記念してフェアを行いましたが、私の写真を中心としたフェアになる予定です。

今朝配信されたナルニア国のメルマガで、フェアとそのフェア中に行う私の講演会のお知らせも公表されました。配信からすぐに、数名の方から講演会にお申し込みをいただいたとのことで、とても嬉しく思うと共に、緊張しています!!

フェアと講演会の詳細についてはナルニア国のHPをご覧ください。

原稿が手を離れて、本が出来上がるまでの期間、このフェアの準備でしばらく忙しくなりそうです!!

2013年3月 1日 (金)

折りひな

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今日から3月、今週末はひな祭りですね。

この「折りひな」は、Tさんが折られたもの、そしてその折り方を書いた本(写真の折りひなの下)と共にTさんから数年前にいただいたものです。

千代紙がなんとも美しく、大切にしていますが、この季節になると飾って楽しんでいます。

この「折りひな」の著者である田中サタさんの前書きによると、石井桃子さんのお勧めがあって、この本は、1969年に福音館から出版された本とのこと。長い間品切れが続いていたこの本が今年、福音館から再版されることになりました。

本についての詳細はこちら→

日本で古くから折り続けられてきた、こうした暮らしの中の伝統が、また本となり、私たちが知ることができることはとても大切なことだと思います。

暮らしがどんどん便利で、機械化される中で、こうした手が生み出す、ささやかな楽しみがいっそう愛おしく感じられます。

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我が家の娘のお雛様は、一幸作のこの木目込みのお雛様です。

娘が6ヶ月のときに当時住んでいたウィンブルドンから一時帰国したときに、父が買ってくれたもの。ウィンブルドンに送り、娘が2歳になるまでウィンブルドンの家でこのお雛様を飾って、お祝いしました。

高校生の娘は、この時期が毎年期末試験に重なってしまうので、このところあわただしく過ぎてしまう我が家のひな祭りですが、せめてちらし寿司など作ってお祝いしたいと思っています。

ところで、26日から申し込みが始まりました青山のNHK文化センターでの私の4月からの講座には初日の午前中だけで10名様のお申し込みがあったとのこと。本当にうれしく思っています。

4月に出る新しい本にちなんだ内容で、4月から6月の月1回、全3回の講座です。

講座についての詳細はこちら→ 

ますますの皆様からのお申し込みをお待ちしています!

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