20日に発売となりました新刊「ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅」(大修館書店)の出版を記念して、昨日から銀座教文館6階「ナルニア国」の中にあるナルニアホールにてフェアと写真展が始まりました。
入り口には新刊「ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅」(大修館書店)が私の他の著作や「ピーターラビットのおはなし」の絵本シリーズ、たくさんの関連本とともに並んでいます。
こちらの本は私がサインをさせていただいています。こうして並んだ本を前にしたときが、著者としては一番嬉しいときですね。
その前を通り過ぎたお店の奥右手にナルニアホールがあります。
私の撮った写真を中心に、湖水地方を旅した感じを体験していただけるように、展示してみました。本を読んで、また本を読む前でもこの展示から興味を広めていただけたら、と願っています。
一番奥の壁には、その一面を使って、絵本の舞台となったニアソーリー村の地図を表してみました。ニアソーリー村に行かれたことのない方でもちょっとその場に行ったような楽しい気分になっていただけたら、と願っています。
その地図に使ったそれぞれの場所の写真は、20cm角のパネルにしましたが、その製作をLIBLOという会社にお願いしました。偶然ネットで見つけた会社でしたが、その愛らしい角形、マットな色調が気に入ってお願いしました。
今回の本では章ごとにお菓子のレシピを紹介していますが、そのひとつ、グラスミア・ジンジャーブレッドの実物をケースに展示しています。
これは去年、グラスミアを訪ねたときに買ってきたもの。1年経ってもなんともない、その保存性を実感しています。その蝋紙を使ったラッピングの、なんともいえぬ昔ながらの雰囲気を見ていただきたいので展示しました。
そして中央のケースには大東文化大学教授、河野芳英先生所蔵の「ピーターラビットのおはなし」をはじめ3冊の初版本を展示しています。その年月を重ねた絵本の魅力も是非ご覧いただきたいと思っています。
他にもヒルトップの庭の花々、インテリア、ユーツリーファーム、ビアトリクスのきのこ研究について展示しています。
この展示は5月29日まで。残念ながら私の2回行うミニ講演会はすでに満席となってしまっていますが、銀座にお出かけの際に、是非お気軽にお立ち寄りいただきたいと思います。
この展示をナルニア国のホームページでも紹介してくださっています。合わせてご覧くださいね。