ルーという名前のハーブをご存知でしょうか?
今我が家のテラス脇の地植えにしているこのルーが今黄色い花をいっぱいに咲かせていてきれいです。
かのシェークスピアも「ハムレット」、「冬物語」などに登場させているハーブです。
「ピーターラビットのおはなし」を描いたビアトリクス・ポターも晩年に書いた「妖精のキャラバン」のなかで、このルーを登場させています。そのことについては新刊「ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅」にも書いていますので、是非ご覧になっていただきたいと思います。
毒キノコの毒消しとしてこのルーが描かれているのですが、ジェラードのハーバルにもルーの効用は23あると記され、その効用には解毒もあることからポターはそのことを作品に生かしているのです。
最近ではホームセンターでもこのルーの苗が売られているのを見かけますので、身近なハーブとなってきました。その葉に独特の香りがあることから、ねこよけのハーブとして売られていることもあります。
昨日行ったNHK文化センター青山教室の講座では、3回連続講座の2回目、「ホークスヘッド、ユーツリーファーム」がテーマでしたが、我が家のこのルーを持っていき、みなさんにお見せしながらポターの作品に描かれたハーブについてもお話しました。このルーに興味をもたれた方も多く、そのお一人の方からは、帰りに青山のお花屋さんでルーの苗を買ったとメールをいただきました。
NHK文化センター青山教室での講座は来月6月15日が3回講座の最終回となり、新刊の中から私が作るお菓子を囲んでのティータイムが講座の最後に待っています。
もしこの最終回の講座(10時開始)だけでもご参加したいという方、若干名お席に余裕がありますので、お電話で03-3475-1151までお申し込みください。お菓子の内容は当日までのお楽しみとなっておりますが、新刊「ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅」に紹介した8品の中から選ぶことは決まっています。
今日の午後は、29日まで写真展を行っている銀座教文館、ナルニア国ホールでの講演会があります。おかげさまで展示が始まる前から満席となり、そのみなさまのご期待に添えるようなおはなしになるようにがんばってきます!!