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2013年8月

2013年8月26日 (月)

曲げわっぱのお弁当箱

Bento

この夏、塾通いに励んだ娘のお弁当に大活躍した曲げわっぱのお弁当箱。

秋田杉の天然素材であるため、この夏の猛暑でも杉の殺菌効果で、お弁当が傷みにくいというすばらしい特徴があります。

大切に使っていたのですが、私の不注意で、オーブンの熱がでて来るところに置いたために、蓋に亀裂がはいってしまいました。

この春、このお弁当箱を購入した新宿の伊勢丹に作者の柴田慶信さんがいらっしゃるイベントがあったので、このお弁当箱の蓋をもって行き、見ていただきました。そうしましたら、なんと桜の皮で修理してくださったのです。

Magewappa 「杉という天然のもので作ってあるから、修理ができ、長く使うことができる。プラスチックのものでは修理はできないよ」

とおっしゃりながら、床に座り込んで、蓋に切れ込みを入れ、そこに桜の皮を差し込んで、亀裂を修理してくださいました。

古いものを大切にするイギリスの暮らしと重なり、とても温かい気持ちになりました。柴田さんのおかげで、娘のこのお弁当箱は、世界でひとつのオリジナルになりました。これからも大切に使い続けます。

2013年8月24日 (土)

あかつきのジャム

Peach1

最近見かける「あかつき」という桃。7月に山梨から送っていただいた「あかつき」でジャムを作りました。あかつきは中までピンク色をした果肉がしっかりと硬い桃なので、ジャムにしてもきれいなピンク色に仕上がり、果肉が程よく残ります。

娘の大好物のこのジャム、毎年送っていただくことを感謝して、大切に作っています。

スコーンにのせていただくのも楽しみです。

このジャムを先日もご紹介した恵比寿のフレンチレストラン「マッシュルーム」のお店の方に差し上げたら、こんなふうに出してくださいました。

Mashroom1  トム・デ・ボージュというフランスのボージュ地方のチーズの風味に、私の差し上げた桃のジャムがぴったりとのことで、ご馳走になりましたが、本当に絶妙なおいしさでした。

Peach2 この日のデザートには桃のコンポートを選びました。

しっとりと煮えた桃にミントの風味が効いたヨーグルトのソルベ、そして赤いルバーブのジャムまでのせていただきました。

こうしたお心遣いにいつも温かい気持ちになります。お料理をいただくことは、こうした気持ちをいただくことなのだ、と改めてありがたく思うのです。

Taiyaki マッシュルームの方に「おいしい!」と教えていただいた恵比寿駅近くにある「ひいらぎ」のたい焼きを、帰りがけに買ってきました。

30分以上かけて焼き上げるしっかりとした皮とつぶあんが一味違うたい焼きでした!

家族にも好評でした。

2013年8月20日 (火)

バナナケーキ

Banana_cake

この暑さで、キッチンに置いておいたバナナが、あっという間にとろけるように熟してしまいました。

とろとろで、とてもそのまま食べられる感じではないので、久しぶりにバナナケーキを焼くことにしました。

最近愛用しているスリムパウンド型を使っています。

作り方は以前から気になっていたこちらのレシピで。

私はバナナと相性抜群のクルミを加えてみました。

暑くても、焼き菓子はおいしいものですね。

アイスティーにぴったりの味わいです!

ドロップスコーン

Drop_scone_2

今朝は心なしか涼しかったので、久しぶりにドロップスコーンを焼いて、朝食にしました。北海道で農場をしている夫のいとこから届いたブルーベリーを義母からいただいたので、それを散らし、バターとメープルシロップでいただきました。

最近パンケーキが流行っているようですが、これはイギリスの元祖パンケーキといったもの。スコーンと同じつくり方なので、この名前がついていますが、そもそもはグリドルパンという鉄板のようなフライパンで焼く、スコットランドに伝わるお菓子です。

絶版になっている「イギリスのお菓子Ⅱ」のp102にレシピを載せていますが、手に入れられない方のために簡単に材料とつくり方をお知らせします。

バター15g、砂糖40g、卵1個、薄力粉100g、ベーキングパウダー小さじ11/2、塩ひとつまみ、牛乳80~90cc。 スコーンのつくり方と同じようにバターと粉類を混ぜたところに牛乳を加えて種を作ります。私はフードプロセッサーでガーッと作ってしまいます。フライパンで小さめの楕円形に 焼きます。

とても軽く焼きあがるので、暑い日でもパクパク食べられるおいしさです。是非お試しください!

2013年8月15日 (木)

「こねこのぴっち」絵本原画展@教文館

Photo

銀座教文館9階ウェンライトホールで行われている「こねこのぴっち絵本原画展」に行ってきました。

娘が幼い頃一緒に楽しんだ絵本、「こねこのぴっち」や「ブレーメンのおんがくたい」の作者、ハンス・フィッシャーは数々の絵本だけでなく、教科書にも挿絵を描くなど多方面に活躍しました。 その活躍を示す貴重な資料が会場いっぱいに展示されていて、感動しました。

5月に私の新刊「ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅」の出版を記念して写真展を開いた教文館6階、「ナルニア国」のホールは今は、その「こねこのぴっち絵本原画展」にあわせてフィッシャー手彩によるリトグラフ作品などの展示販売会をしています。

展覧会オリジナルグッズもそろっていて、上の写真のファイルもそのひとつです。

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スイスの初版本に合わせて美しく生まれ変わったこねこのぴっちの絵本(写真上)、この展覧会にあわせて作成された「ハンズ・フィッシャー 世界でもっとも美しい教科書」(写真下)の2冊の本を手に、幸せな気分で帰ってきました。

この展示を担当されたナルニア国の八巻さんのギャラリートークも分かりやすくてすばらしかったです(月曜日11:00~と水曜日18:00~スタッフの方によるギャラリートークがあります。予約不要)。

展覧会は8月25日まで開催しています。

2013年8月14日 (水)

秋からの講座のお知らせ

9月からの講座のお知らせをLesson講座のページにアップしました。

どうぞよろしくお願いします。

グロースターの仕立て屋

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ビアトリクス・ポターが自分の作品の中で一番気に入っていたという絵本、「グロースターの仕立て屋」。

出版から110年を記念して限定1000部で記念本が作られました。昨日イギリスから届いたこの本は、表紙も凝っていて、絵本の中でねずみたちが刺繍した市長さんのチョッキの柄の布製です。

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裏表紙には、385冊目という数字が記されていました。

この「グロースターの仕立て屋」を英文で楽しむ講座をNHK文化センター青山で行います。

日程は11/16(土)、11/30(土)、12/21(土)の10時半~12時、最終回にはこのお話しに登場するクリスマスパイ、ミンスパイを私が焼いてお持ちして、ティータイムをご一緒に楽しみます。

この講座のほかにも秋には講座がいろいろありますので、近いうちにレッスンのページにご紹介する予定です。

あわせてどうぞよろしくお願いします。

「グロースターの仕立て屋」については私の新刊「ビアトリクス・ポターを訪ねるイギリス湖水地方の旅」(大修館書店)p179~191に詳しく書いていますので、あわせてお読みいただけましたら嬉しいです。

真っ赤なルバーブ(その2)

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親しくしている恵比寿にあるフランチレストラン「マッシュルーム」

こちらでも私がご紹介して以来、真っ赤なルバーブを愛用してくださっています。

先日ランチにうかがったときには、特別に桃とルバーブのクレームブリュレを出してくださいました。

とろけるようなクリームの味わいにフルーツの酸味がなんとも爽やかなデザートでした。

ちなみに、前菜は私の好物のキノコのフリチュール。Photo_5

揚げるとささみのような食感になるきのこ、マスタケが珍しいですね。

Photo_7                   

メインはスズキのソテーにキノコのソースを添えたものを選びました。

きのこは日本では秋だけでなく一年中、手に入るとのこと。

珍しいキノコとお料理とのハーモニーがなんともおいしいのです。女性には嬉しいコラーゲンたっぷりの「はなびらたけ」も入っていました。

ランチのコースは2500円からと、とてもリーズナブル。心も満足する味わいですので、

夏バテ防止にお勧めのレストランです!是非いらしてくださいね。

真っ赤なルバーブ

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私の著書「幸福なイギリスの田舎暮らしをたずねて」(集英社)でもご紹介している富士見町のルバーブですが、昨日新宿伊勢丹に行きましたら、地下の食料品売り場で販売されていました。500gで1050円です。

Rhubarb4 Rhubarb6 Rhubarb5

ルバーブは洗ってぶつぶつ切って、グラニュー糖を加えて煮れば、すぐにジャムが作れるので、暑い季節には特にその手軽さも魅力です。

そのジャムを使ってつくったのがこのタルト。

アーモンドクリームの上にジャムをのせ、その上にクランブルをのせて焼くので、ルバーブの酸味、クランブルの香ばしさが一体となったおいしいタルトです。

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