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2013年11月

2013年11月 9日 (土)

クリスマス・プディング出来上がり

Christmas_pudding5

5時間ほど蒸して、型から出したクリスマス・プディング。

冨澤商店で売られている「粉状玉糖」という黒砂糖を使ったので、熟成させなくても真っ黒な色に仕上がりました。

私の本では、バターを使ったレシピを紹介していますが、今回は伝統的なレシピで、牛のケンネ脂を使っています。ケンネ脂は、すき焼きに使う、あの脂です。

イギリスではSuetと言って、お菓子用のケンネ脂の乾燥したものが袋に入って売られているので、それを使いますが・・・。

このケンネ脂を使うと、バターを使ったものよりしっとりと出来上がるようです。

十分に冷ましてからラップ材に包み、冷蔵庫で1ヶ月ほど熟成させます。

クリスマスに食べるときにまたさらに2時間ほど蒸して温めていただきます。

Holly そのクリスマスにプディングの上にのせるのがヒイラギです。

我が家のテラスで育てている鉢植えのヒイラギも赤く色づいてきました。

Rosemary

ローズマリーにもちらほらと「マドンナブルー」と呼ばれる水色の花が咲き始めました。

「永遠の命」の象徴であるクリスマスの常緑樹として、ローズマリーは、古くからクリスマスに使われてきたハーブです。

このローズマリーは、この春プランターに植えた「ダンシングウォーター・ローズマリー」という品種。匍匐性ローズマリーの一種です。

成長が早いということでしたが、春に植えて、半年後にもう花が咲くなんて信じられません。うれしくて、毎日眺めています。

2013年11月 5日 (火)

ガイ・フォークス・デー

0900イギリスでは10月31日のハロウィーンが終わると、すぐにやってくるのがガイ・フォークス・デー。それが今日11月5日です。

これについては、「ハーブ祝祭暦」(教文館出版)p161~171にかけて詳しく書いていますので、ご覧いただけたら、と思います。

0940small

ウィンブルドンに住んでいるとき、この日の夕方から花火があちらこちらの庭先で楽しむ声が聞こえ、空にも大きな花火が上がるのを楽しんだものでした。

すでに寒く、日暮れの早い真っ暗なロンドンの空に上がる花火の鮮やかな色が、なんとも美しかったことを今でもこの季節になると思い出します。

そのガイ・フォークス・デーに楽しむのがこのパーキンと呼ばれるジンジャーブレッドの一種。ソフトなスポンジタイプのものから写真のようにビスケットタイプのものまでいろいろな種類があります。

熱い紅茶と楽しむと心まで温まるようなおいしさで、この季節にぴったりの味わい。私もまた焼きたくなりました。

2013年11月 3日 (日)

クリスマス・プディング作り

Christmas_pudding4

連休、いかがお過ごしでしょうか?

私は今、このクリスマス・プディングを蒸しながら、このブログを書いています。上にかぶせているのは、プディング専用の蒸すときに水滴が入らないように使うもので、イギリスに住んでいるときに購入したものです。帽子のようで可愛いので気に入っています。

Christmas_pudding2 中はこんな感じです。

クリスマス・プディングについては、著書である「ハーブ祝祭暦」(教文館出版)などにも詳しく書いていますが、本来ならクリスマスの5週前の日曜日、スターアップ・サンデー(Stir up Sunday)に作るのがしきたりです。今回は、撮影用に作って欲しいという依頼があり、今作っているのです。

蒸してから1ヶ月ほど熟成させて、クリスマス当日にさらに蒸して、温めてからいただきます。

Christmas_pudding1 今回は昔ながらのレシピで、ということで、牛脂を刻んだものを使い、たっぷりのレーズン、リンゴを刻んだものやレモンとオレンジの絞り汁、それにビールも入っています。こうして混ぜたものを一晩寝かせてから翌日プディング型に入れて蒸すのです。

作り方は材料を揃えてしまえば、あとは混ぜるだけで簡単なのですが、3時間以上蒸すので時間がかかります。

ときどき蒸し器の湯を足しながら、今日は家での仕事を片付けます!、

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