大東文化大学 ビアトリクス・ポター資料館での講演会
昨日は東松山にある埼玉県こども動物自然公園内にある大東文化大学ビアトリクス・ポター資料館の開館8周年を記念した企画の講演会にお招きを受け、お話しをさせていただきました。
大東文化大学文学部・英米文学科の教授であり、資料館を開館から手がけていらっしゃる河野芳英先生から直々にお声をかけていただき、光栄に思っています。
連休の始まりである日曜日で、動物園は家族連れでとても賑やかでした。
講演の会場は動物園の正門近くにあるレクチャールームで行われました。家族連れの方などぶらりといらっしゃる方が多いのか、と思っていましたが、そのような方はほとんど見られず、落ち着いた雰囲気で皆さん熱心に耳を傾けてくださいました。
休日の講演ということで、ポターの絵本の中のお菓子やハーブを中心に、イギリスの暮らしを知るというような、楽しんでいただけるような内容にしました。
多くの方にお集まりいただきまして、本当にうれしく思っています。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。
こちらのポター資料館には開館の記念式典に恩師である吉田新一先生に連れてきていただき、真新しい記念館を感動して拝見したのがつい昨日のことのようです。
小高い丘の上に建つ資料館を取り囲む庭もマクレガーさんの畑や「こねこのトムのおはなし」に描かれるボーダー花壇も作られ、ヒルトップの雰囲気になっています。
資料館の建物はヒルトップの寸法を測って建てられているのです。
その建物の外壁にはニアソーリー村のヒルトップそのままに白い藤の花が絡まって咲いていて、それは美しいものでした。
東武東上線の高坂駅よりバスに乗り、5分ほどで動物園の前に到着します。
爽やかなこの季節、遠足気分で資料館を訪ねられてはいかがでしょうか?
5月からは新たに購入した「天竺ねずみ」の水彩画が公開されるそうです。
この「天竺ネズミ」の水彩画は、ポターが「アプリイ・ダプリイのわらべうた」(1917年)の挿絵にしようと考えて描いた1枚。実際には使われなかったものです。